「以外」と「意外」の違いとは?分かりやすく解釈

「以外」と「意外」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「以外」「意外」の違いを分かりやすく説明していきます。

「以外」とは?

「以外」とは、ある範囲の外側や、それを除く他の物事の意味を指す言葉です。

もちろん、読みは「いがい」です。

使われ方としては、『この仕事は自分の役割以外のものです』や『関係者以外は立ち入り禁止となっています』の様に使われます。

「以外」「以」の字は、ある時や所を起点としてそれよりも××であると言う組み合わせで熟語として使われており、以前・以後・以上・以下など日常的に使われており、「以外」もその一つです。

反対語は、もちろん「以内」です。

「意外」とは?

「意外」とは、予想や通念と違っているや、予想外にと言った意味を表す言葉です。

読みは「いがい」です。

使われ方としては、『前評判が良かったあの映画を見て来たが、意外に面白くなかった。』や『あの男優さんは、テレビで見ているよりも意外と背が高かった。』の様に使われます。

「意外」「意」の字には、心に思うこと・考えや、心に決めたこと・望みや、わけと言った意味があり、従って「意外」とはそうした事が外れた事を指す言葉となり、上記の様な意味になるのです。

「意外」「以の反対語は、「意内」となりそうな気がしますが、「意内」と言う言葉はなく、反対語は「当然」です。

「以外」と「意外」の違い

「以外」「意外」は読みはいずれも「いがい」で同じです。

意味は「以外」とは、ある範囲の外側や、それを除く他の物事の意味を指し、一方の「意外」は、予想や通念と違ってや、予想外にと言った意味を指し、全く異なるものです。

すなわち、「以外」「意外」は同音異義語と言う事になります。

もちろん、「以外」「意外」を漢字で見て、意味を取り違える人は少ないでしょうし、会話においても前後の話の流れや、「以外」は『○○以外は××だ』の様に使われる事が多く、一方の「意外」は『○○は、意外と××』や『意外と○○だ』と文章内での使われ方にも違いがあるので、余り間違える事はないと言えるでしょう。

またアクセントにも「以外」「意外」には違いがあります。

「以外」の場合は「い」に強アクセントがあり、「意外」の方は「がい」に強アクセントがあり、発音上は全く反対になり、これも聞き分ける一つの要素と言えるでしょう。

同音異義語は、パソコンやスマホで文章を書く場合に変換ミスを犯しやすい言葉であり、「以外」「意外」も変換ミスがないか、しっかり見直すべき言葉と言えます。

まとめ

「以外」「意外」は読みはいずれも「いがい」で同じです。

意味は「以外」とは、ある範囲の外側や、それを除く他の物事の意味を指し、一方の「意外」は、予想や通念と違ってや、予想外にと言った意味を指し、全く異なるものです。

すなわち、「以外」「意外」は同音異義語と言う事になります。

会話では、前後の文脈とアクセントの違いで聞き分ける必要があります。

ちなみに、アクセントは、「以外」の場合は「い」に強アクセントがあり、「意外」の方は「がい」に強アクセントがあり、発音上は全く反対になります。

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