「鑑賞」と「観賞」の違いとは?分かりやすく解釈

「鑑賞」と「観賞」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「鑑賞」「観賞」の違いを分かりやすく説明していきます。

「鑑賞」とは?

「鑑賞」とは名詞で、意味は芸術作品の良さを味わって楽しむ、理解をすることを言います。

「彼は若い時から、絵画を鑑賞する趣味がある」「音楽鑑賞会を開きたい」などと使います。

また「鑑賞眼」という言葉がありますが、これは芸術作品を深く味わい、価値などを理解できる能力のことを言います。

「観賞」とは?

「観賞」とは名詞で、美しいものを見て味わったり、楽しむことを言います。

「彼女は観賞するにはいいが、いざ付き合ったら鬼のようだった」「草花を観賞するのが私の趣味です」「観賞植物をプレゼントしたら喜ぶだろう」などと使います。

「鑑賞」と「観賞」の違い!

「鑑賞」「観賞」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はどちらも読み方が「かんしょう」で同じです。

ですが、意味合いが違いますので、正しい意味合いの漢字を使う必要があります。

まず「鑑賞」ですが、これは芸術作品の良さを味わい、楽しむことを言います。

つまり対象となるのは「芸術作品」ですから「草花鑑賞」などとは使いません。

主に、絵画、音楽、舞台、映画といったものに使います。

一方で「観賞」ですが、これは美しいものを見て心を楽しませるという意味になります。

植物、魚、などが対象となることが多いのです。

やや冗談めかした言い方で、容姿のいい人を見ることを「観賞」などと言いますが、これは相手を見て使った方がいいでしょう。

冗談を理解する人、容姿がいいと自信があり褒められるのが大好きな人ならば問題ないかもしれませんが、見た目だけで判断されることを嫌う人もいます。

そのような場合は失礼になるだけですので気をつけてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「鑑賞」「観賞」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも読み方は同じ「かんしょう」ですが、意味合いが違いますので、使い分けが必要です。

「鑑賞は芸術作品の良さを味わい楽しむ」「観賞は美しいものを見て心を楽しませる」と覚えておきましょう。

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