物事を取りやめることを表す言葉には「廃止」や「終了」があります。
この記事では、「廃止」と「終了」の違いを分かりやすく説明していきます。
「廃止」とは?
「廃止」とは物事を止めて行わないことを表す言葉です。
「廃止」は規則や法律、運行、慣習など概念的なものに対して使うことも可能です。
「廃止」は基本的に止めた後に復活させることはなく、永久に終わらせる時に使います。
「廃止」の類義語には「撤廃」があり、こちらは今まで行われてきた規則や法律を取りやめることを表す言葉です。
「終了」とは?
「終了」とは物事や動作が終わることや終えることを表す言葉です。
「終了」は英語で“end”や“close”であり、カタカナの「エンド」や「クローズ」も色々な場面で使うことが可能です。
「終了」の反対語は「開始」であり、こちらは英語で“start”と書きます。
「終了」は特定の期間や締め切りなどが終わる時にも使われており、こちらはその後にまた再開するものも存在します。
「終了時間」は特定の行為や仕事、学校などが終わる時間を表す言葉です。
「廃止」と「終了」の違い
「廃止」はサービスや規則、法律などを取りやめて行わないことを表す言葉です。
「終了」は物事や動作が終わることや終えることを表す言葉であり、この後に開始するものや再開するものも多く存在します。
「廃止」の例文
・『その条例はあまりにも時代錯誤と判断されたので今月で廃止になりました』
・『村の奇妙な風習が廃止されたこともあり、農民は段々と勉強するようになりました』
「終了」の例文
・『終了時刻まであと少しなので残業が発生しないように頑張ります』
・『試合終了間際にフォワードがゴールを決めたシーンは本当に最高でした』
まとめ
「廃止」はサービスや規則などを取りやめて今後行わないことを表す言葉です。
「終了」は物事や動作が終わることや終わらせることを表す言葉であり、一時的なものに対して使うことも可能です。