人との距離や関係性が近いことを表す言葉には「親密」や「密接」があります。
この記事では、「親密」と「密接」の違いを分かりやすく説明していきます。
「親密」とは?
「親密」とは相手と深く親しい関係性にあることを表す時に使う言葉です。
「親密」は友人や親友、仲の良い同僚、親兄弟など様々な親しい関係性を表す時に使うことが可能です。
「親密」の類義語には「親愛」があり、こちらは親しみと同時に愛する気持ちがある時に使います。
「親密」や「親愛」はどちらも同性異性両方に使うことが可能です。
「密接」とは?
「密接」とは物体や情報などが隙間なく結びついていることやくっついていることを表す言葉です。
「密接」はこれ以外にも深い関係性を表す時にも使うことが可能です。
「密接」の類義語には「密着」がありますが、こちらは物体や現象がぴったりとくっつくことを表す時に使います。
「密接」は物体以外にも情報や事柄、関係性など抽象的なものが結びついていることを表すのが特徴です。
この言葉に使われている「密」は「密かに(ひそかに)」という読み方も可能であり、この場合は隠れてという意味になります。
「親密」と「密接」の違い
「親密」は主に人との関係性が深いことや親しいことを表す時に使います。
「密接」は物理的な距離においてくっついていることや隙間なく結びついていることを表す時に使います。
「親密」の例文
・『その姉妹は親密な仲であり、見ていると癒されます』
・『彼と親密な関係性であった女性は社長の娘だったことが明らかになりました』
「密接」の例文
・『その国と密接な関係にあると噂されている組織にガサ入れが入りました』
・『そのカップルはベンチで密接に寄り添っています』
まとめ
「親密」は人との関係性がとても親しいことを表す言葉です。
「密接」は物体や情報、関係性がぴったりとくっつくことを表す言葉です。
「親密」は「親愛」という言葉で表すことも可能です。