「無理難題」と「無理無法」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「無理難題」と「無理無法」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「無理難題」「無理無法」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無理難題」とは?

「無理難題」とは実現させることが現実的ではない要求です。

困難などというものではなく実現させたり達成することはまず無理というようなことを求められたり、そういった問題自体を指します。

無理は筋道が通らないことを、難題は受け入れがたい要求や道理のない言いがかりを意味し、それらを合わせることでむちゃくちゃで実現できない到底受け入れられない要求という意味になる言葉です。

「無理無法」とは?

「無理無法」とは自分勝手で乱暴な振る舞いを押し通すことです。

一般的には同じ意味で無理無体という言葉が使われます。

無法は道理に外れて乱暴な振る舞いであり、無理難題と同じく筋道が通らないという意味の無理と並べることでそれを強調している言葉です。

要求を達成すること自体はできますが、他人への迷惑を考えず自分の優先や優遇を求めてくるので、その通りに要求を飲む道理はありません。

「無理難題」と「無理無法」の違い

「無理難題」「無理無法」の違いを、分かりやすく解説します。

実現させられない無理な要求が「無理難題」で、他人のことを考えない自分勝手で乱暴な振る舞いが「無理無法」です。

「無理難題」はそもそも達成や解決や実現自体が現実的ではないようなことですが、「無理無法」は達成や実現が可能であっても他を差し置いてそれを通す道理がないことを指します。

「無理難題」の例文

・『取引先に無理難題を押し付けられる』
・『無理難題な条件をクリアしなければいけない』

「無理無法」の例文

・『あいつの無理無法な態度には我慢の限界だ』
・『無理無法を押し通そうとするクレーマー』

まとめ

実現不可能な要求の「無理難題」に対し、「無理無法」は筋の通らない我が侭や自分勝手を無理やり押し通そうとすることであり、現実的に実現できるかどうかは別の話です。

無理から始まる言葉ではあっても、意味は全く違う言葉と言えます。

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