この記事では、「会う」と「逢う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会う」とは?
誰かとどこかで一緒になる、人と人が一緒になり、相手のことを○○さんだと認識することを「会う」と言います。
そして、「会う」の場合、その一緒になる人が1人でも2人でも100人でも問題なく使用することができ、一緒になる人の人数など気にせず用いることが可能です。
また、その相手との関係も気にせず用いることができる「会う」。
毎日のように顔を合わせている人でも、久しぶりに顔を合わせる人でも、もう何年も顔を合わせていない人でも、どんな人に対しても「会う」を用いることができます。
このように、人数や相手との関係性など気にせず使用することができる常用漢字が「会う」となります。
「会う」の使い方
「会う」の場合、誰とどれだけの人数で、など一切気にせず使用することができます。
「友人と会う」や「大勢の人と会う」など気にせず、用いることが可能です。
「逢う」とは?
お互いに親しい間柄である人同士が顔を合わせることを「逢う」と言います。
「逢う」の場合、どんな間柄の人とでも用いることができるというものではなく、お互いの間柄には、親しい関係性が必要です。
そのため、単なる顔見知り程度の人との場合、「逢う」を用いることはありません。
また、1対1で顔を合わせる場合に用いられる言葉で、例え、親しい間柄でも複数人が集まる場では「逢う」を用いることはありません。
また、「逢う」は常用外漢字となるため、新聞などで「逢う」を用いることはありません。
「逢う」の使い方
親しい間柄の人と1対1で顔を合わせる際に用いられる言葉となるため、「恋人と逢う」や「友人と逢う」などといった使い方が基本となります。
「会う」と「逢う」の違い
「会う」の場合、特に使用する相手や人数など気にせず使用することができる感じとなる一方、「逢う」の場合は、特に親しい間柄のみ。
そして、1対1で顔を合わせるのみといった使用可能な条件があります。
この点において、「会う」と「逢う」には大きな違いがあります。
「会う」の例文
・『今度の同窓会で、久しぶりに友達と会うのが楽しみです。』
・『ばったり、帰宅途中の道で久しぶりに昔の友達に会いました。』
・『仲良しグループ5人で会うのは、本当に久しぶりです。』
・『偶然、ママ友に会うことができたので、連絡しようと思っていた内容をその場で伝えました。』
「逢う」の例文
・『仕事が忙しい彼とやっと逢うことができました。』
・『幼馴染の友人と逢うことができて嬉しいです。』
・『遠距離恋愛中の彼女と週末に逢う約束をしました。』
・『不倫相手とは、毎週金曜日に逢う約束をしています。』
まとめ
恋人など、親しい間柄の人と1対1で顔を合わせる場合は「逢う」を用いることができますが、一般的に用いる漢字は「会う」となるため、「会う」を選んだほうが無難です。