「交易」と「貿易」の違いとは?分かりやすく解釈

「交易」と「貿易」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「交易」「貿易」の違いを分かりやすく説明していきます。

「交易」とは?

「交易」とは他の地域の人と物品の物々交換や売買のような商売を行うことです。

地元ではありふれた安い物でも他の地域では希少性が高く高値で取引されていることは珍しくありません。

なので安く仕入れそれが高い地域へ運んで売り捌きその地域でのみ安い物を仕入れるというサイクルの商売が成り立ちます。

そういったサイクルを繰り返し利益を得るタイプの商売を指す言葉が「交易」です。

高く売るためにはある程度離れた地域に運ぶ必要がありますが、それが国内か国々を股にかけるかは問いません。

また現在では物々交換によるものが「交易」と呼ばれる傾向にあります。

「貿易」とは?

「貿易」とは他の国へと商品を運んで物品の売買を行うことです。

自国で安い物を仕入れそれが高い国で売りその国で安い物を仕入れるというサイクルで商売をする国単位の距離で行う「交易」と言えます。

国土の広さと他国への距離によっては同じ国の遠い地域へ運ぶより国境近くの街や港の間を行き来する方が距離が短いこともありますが、その場合でも国内の遠い地域とのやり取りは「貿易」ではなく、すぐ近くの他国の街とのやり取りは「貿易」です。

「交易」と「貿易」の違い

「交易」「貿易」の違いを、分かりやすく解説します。

違う地域に物を運んで取引するのが「交易」で、違う国に物を運んで取引するのが「貿易」です。

「交易」は国内国外両方で使われますが「貿易」は距離関係なく国外相手にしか使われません。

また言葉の使い方としては現在「交易」は物々交換を中心としたものに使われる言葉という傾向がありますが、「貿易」は物と金銭での取引を指して使われる言葉です。

まとめ

仕入れた商品を高く売れる地域まで運んで売るという商売の方法が「交易」で、商品を仕入れた国と売る国が別というスケールになると「貿易」扱いになると言えます。

それが具体的にどの程度の距離なのかはどちらも問いません。

タイトルとURLをコピーしました