「表題のとおり」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「表題のとおり」とは? ビジネス用語

ここでは「表題のとおり」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「表題のとおり」とは?

「表題のとおり」は、表題として挙げたとおり、という意味になります。

それが「本社移転の件について」だった時には、「表題のとおり、○月から新本社に移転することになりました」などという使い方をすることができ、何かしらの議題が出ている中、それについてどうこうと述べていくための表現です。

「当社の夏季休業について」が表題であれば、「表題のとおり、当社は以下のような日程で全社夏季休業といたします」と使って、この後に具体的な日付を続けるという具合です。

「表題の通り」とした方が締まって見えますが、このまま使っても特に問題はありません。

「表題のとおり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「表題のとおり」は、「表現」としていることから、文章でそれと共に用いられる場合が多いですが、別にそれを挙げて、その件にについてと口語で使うこともできます。

挙げてきたような使い方では、「表題について」としても構わず、そちらの方が合っていることも少なくありませんが、この「表題のとおり」とした時には、その表題自体で結論を述べるといった使い方ができるという違いがあります。

「明日の会議は中止になりました」が表題で、「明日の会議については、表題のとおりです」と使うような場合がそれになり、このような用い方はメールのタイトルを「表題」として使うことが多いです。

「表題のとおり」を使った例文

・『表題のとおり、以下が開催日程になります』
・『表題のとおり、今月はとても売り上げがよかったため、臨時ボーナスが支給されることになりました』

「表題のとおり」の類語や言い替え

・『T/O』
がらりと変わった表現になりますが、こちらは“Title Only”の略となり、「表題のみ」と解釈されます。

そのまま「表題のみ」と記載しても構いませんが、昨今のビジネスシーンではこのように用いることも多く、メールのタイトル(表題)を「明日の会議は中止です」として、本文にこの「T/O」とするといったように使うことで、それだけを伝えたかったという用い方になります。

まとめ

「表題のとおり」は、先に表題として挙げたとおり、という意味で使われています。

主としてそれについてどうこうと続けるために用いられていますが、「〜については、表題のとおりです」などと、それを伝えたかったと使うこともできる表現です。

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