この記事では、「むくみ」と「浮腫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「むくみ」とは?
血液やリンパ液の循環が悪くなることで起こります。
長時間同じ姿勢でいたり、塩分やアルコールを摂り過ぎたり、ホルモンの影響やストレスなどが原因で、下肢や顔などに水分が溜まります。
ふくらはぎの筋肉を動かしたり、マッサージや温めたりすることで、むくみを解消することが可能です。
「浮腫」とは?
心臓や腎臓や肝臓などの臓器の病気が原因で起こることが多く、全身に水分が溜まります。
押すと指の跡がつくのが特徴です。
この場合は、病気の治療が必要です。
「むくみ」と「浮腫」の違い
「むくみ」と「浮腫」の違いを、分かりやすく解説します。
「むくみ」と「浮腫」は、どちらも体の細胞と細胞の間に水分がたまり、からだ全体あるいは一部が腫れたような状態になることを指します。
「むくみ」と「浮腫」の違いとしては、「むくみ」は日常的に使われる言葉で、「浮腫」は医学用語であるということです。
「むくみ」は、血液やリンパ液の流れが悪くなることで起こります。
原因としては、塩分やアルコールの摂り過ぎ、ホルモンの影響、睡眠不足、運動不足、ストレスなどがあります。
また、長時間同じ姿勢でいることで、ふくらはぎのポンプ作用が弱くなり、下肢に水分がたまることもあります。
「むくみ」は、マッサージや温めること、ストレッチやエクササイズを実施することで、改善できることが多いと考えられます。
しかし、むくみが慢性的に続く場合は、心臓や腎臓、肝臓などの病気が隠れている可能性があります。
この場合は、「浮腫」と呼ばれることが多く、医師に相談する必要があります。
「浮腫」は、腎機能障害、心不全、肝硬変などの病気によって、体内の水分のバランスが崩れることで起こります。
「むくみ」の例文
・『月経前になるとホルモンの影響でむくみやすくなる』
・『塩分を急激に接種すると、とんでもなくむくみが出てしまう』
「浮腫」の例文
・『浮腫を減らすために利尿剤を服用する』
・『足の浮腫がひどくて靴が入らない』
まとめ
「むくみ」と「浮腫」は同じ意味で、体の細胞と細胞の間に水分がたまり、からだ全体あるいは一部が腫れたような状態になることを指します。
ただし、「むくみ」は日常的に使われる言葉で、「浮腫」は医学用語です。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。