不適切な表現を使っていないか、心配になることがあります。
「お訪ねください」の正しい使い方を見ていきましょう。
「お訪ねください」とは?
この場合の「訪ねる」は、指定の場所を訪問するという意味があります。
「ください」は相手に強く望んでいる時の、敬語のひとつです。
「お訪ねください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「この場所を訪問してください」というニュアンスがあります。
例えば大掛かりなイベントで、ある企業のブースを尋ねられた時に「ここに行ってみてください」という意図で、地図を指し示す際に用いられています。
一方で「お訪ねください」は話し言葉にした時に「お尋ねください」と同音異義語になるため注意が必要です。
「お尋ねください」は「聞いてみてください」という意味があり「お訪ねください」とは内容が異なります。
勘違いを生まないためにも、会話文では他の表現を知っておくと安心です。
臨機応変に交流してみましょう。
「お訪ねください」を使った例文
・『こちらの住所に、お訪ねください』
・『観光名所がございますので、ぜひお訪ねください』
・『紹介状をご持参の上、お訪ねください』
「お訪ねください」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして敬いの言い方を見ていきましょう。
「お訪ねください」の類似表現
よく似ている表現に「お越しください」があります。
「お訪ねください」は今いる場所と、まったく違う所を訪問するという意味があります。
一方で「お越しください」は自分の元に来てもらうという意味があります。
「雪の季節に、ぜひお越しください」と観光パンフレットで用いられています。
「お訪ねください」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ご来訪いただけますでしょうか」や「ご来訪いただきたく存じます」があります。
会社や事務所に足を運んでもらいたい時に用いられています。
「ご足労をおかけいたしますが」と断りのひと言を入れると、命令口調がやわらいで丁寧に聞こえます。
「お訪ねください」の返答や返信例
とある場所を訪問するようにお願いされたら「かしこまりました。
時間を見繕って、訪問させていただきます」とお答えします。
まとめ
「お訪ねください」を解説しました。
色々な敬語を学んで、時と場にあう言い回しをピックアップしていきましょう。