「不穏当」と「不穏」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「不穏当」と「不穏」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「不穏当」「不穏」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不穏当」とは?

「不穏当」の意味は、差し障りがあり適当ではないこと。

穏やかでないことを意味します。

問題点や矛盾など差し障るようなことがあり適当でないこと。

人の言動やその場の状況などにおいて穏やかでないことを「不穏当」と言います。

言い換えれば、「不公平」「不適」「不公正」「そぐわない」「場違い」などになります。

「不穏当な発言」「不穏当な言動」「不穏当な表現」「不穏当なやり取り」などといった形で使用します。

「不穏」とは?

「不穏」の意味は、穏やかでないこと。

状況が不安定で危険な状態をはらんでいることです。

言い換えれば、「混乱」「不安心」「忌まわしい」「物騒」「不道徳」などになります。

また、対義語は変わったことがなく穏やかなことを意味する「平穏」です。

「不穏」「不穏な日々」「不穏な空気」「不穏な動き」「不穏状態」「不穏予測」などといった形で使用します。

「不穏当」と「不穏」の違い

「不穏当」「不穏」の違いを、分かりやすく解説します。

同じ「不穏」という言葉を使用する2つの言葉ですが「当」が付くだけで異なった意味を持つ言葉になります。

どちらも、穏やかでないことを意味する言葉ですが、「不穏当」の場合は、穏やかでないことに加え差し障りがあり適当ではないことといった意味があります。

また、「不穏」の場合は、状況が不安定で危険な状態をはらんでいることといった意味があり、この点に違いがあります。

「不穏当」の例文

・『例え部長であっても、今の不穏当発言は撤回して頂きたい』
・『SNS上での不穏当なやり取りに目を光らせる』

「不穏」の例文

・『夫婦喧嘩の最中、言葉のわからない息子が不穏な空気を察知したのか急に泣き始めました』
・『長期休みの後、久しぶりに子どもたちのいる教室に向かうと不穏な空気が漂っていました』

まとめ

「不穏当」「不穏」には、同じ意味と異なった意味を持つといった違いがあります。

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