「混み具合にもよりますが」とはどのような意味を持つビジネス表現なのでしょうか。
今回は、「混み具合にもよりますが」の意味とビジネスでの使い方について解説します。
「混み具合にもよりますが」とは?
「混み具合にもよりますが」とは、「混雑の程度にもよるが」という意味で使われるビジネス表現です。
人やものがたくさん集まり入り混じった雑多な状況を「混雑」といい、混雑が発生することを「混む」といいます。
「混み具合にもよりますが」の「混み具合」とは混雑時の程度のことです。
「よりますが」は漢字だと「依りますが」となり依拠すること、つまり何らかの物事を原因や起因にする場合に使う表現です。
「混み具合にもよりますが」は混雑の程度に依拠することを表す言葉で、一般的には物事が混雑の程度によって変化する可能性がある場合に「混雑の程度によって変わる可能性がある」という断りをいれるために用いられる表現です。
「混み具合にもよりますが」を使った例文
混雑の程度という不確定な未来を前提にする言葉なので後に続く内容はあくまでも参考程度に留めてもらう必要があります。
早合点するタイプの相手だと「混み具合にもよりますが」という前提の言葉をきちんと聞いておらず、その後に話した内容を確実なものだと勝手に解釈する可能性があります。
とても混んでいて話した通りにならなかった場合にきちんと聞いていなかったことを棚に上げて責任を追及してくる恐れがあるので誤解されないよう注意が必要です。
・『混み具合にもよりますが30分もあれば入場できると思います』
・『混み具合にもよりますが発車の10分前に到着すれば座れると思います』
「混み具合にもよりますが」の類語や言い替え
混雑によって変化することを強調したい場合は「どのくらい混むかによっても変わってきますが」という言い方が適当です。
やや冗長ですが、変化する可能性をはっきり口にすることで誤解を招きにくくなります。
まとめ
「混み具合にもよりますが」は日常会話でも使う表現です。
流行りのお店や人気の観光地などいろいろな場面で使う表現なので覚えておきましょう。