この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「妥協せず業務に取り組む所存です」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「妥協せず業務に取り組む所存です」とは?
「妥協せず業務に取り組む所存です」のフレーズにおける「妥協」の読みは「だきょう」で、ここでは「ものごとの細部にこだわらないこと、安易にあきらめること」等といった意味の言葉です。
「せず」は「する」の否定形です。
次の「業務」は「職業として継続的に行う仕事」を指す言葉です。
また「取り組む」は「全力でことに当たる」との意味です。
そして最後の「所存です」の読みは「しょぞんです」で、「思う、考える」の謙譲語の「所存」に丁寧語の「です」が付けられた表現です。
以上より、「妥協せず業務に取り組む所存です」のフレーズは「安易にあきらめることなく、仕事に全力をあげる考えです」といった意味の敬語表現となります。
「妥協せず業務に取り組む所存です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「妥協せず業務に取り組む所存です」のフレーズは、「何事にも安易に妥協せずに、こだわりを持って仕事に取り組む」との考えを、目上の人に訴求する表現です。
「妥協せず」には、「他の人と意見が対立した場合に、折衷案等の解決点を見出すことをせず、自分の意見に固執する」といった頑固さの意味もありますが、ここではそうした他者との協調性がないことを指しているのではなく、いわば「自分に妥協しない」とのニュアンスで使われているのです。
このフレーズは、採用試験の面接の場や、上司と定期的に行われる面談の場で、自分の仕事に対する取り組み姿勢を訴えるフレーズとしてよく使われます。
「妥協せず業務に取り組む所存です」を使った例文
・『入社させていただいた暁には、妥協せず業務に取り組む所存です』
・『これからも、妥協せず業務に取り組む所存です』
「妥協せず業務に取り組む所存です」の類語や言い換え
「妥協せず」の類語としては「妥協することなく」が挙げられ、「業務」の類語としては「仕事」が、そして「所存です」の類語としては「存じます」が挙げられます。
したがって、これらの類語を繋いで、「妥協することなく仕事に取り組みたいと存じます」と言い換えることができます。
まとめ
「妥協せず業務に取り組む所存です」のフレーズは「安易にあきらめることなく、仕事に全力をあげる考えです」といった意味の敬語表現です。
