この記事では「本人たっての希望」について解説をします。
「本人たっての希望」とは?意味
本人が自ら望んで、という意味です。
「本人」には、それに直接関係のある人、当事者という意味があります。
この言葉を使っている人を指しているのではなく、別の人を指しています。
「たって」は強く希望するさまを表します。
「希望」は、あることの実現を願うこと、またその願いという意味です。
「本人たっての希望」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、それに直接関係のある人の希望を誰かに伝えるときに用います。
部長とその部下が、新入社員について話している場面で説明をします。
新入社員が営業部に入ってきました。
この新入社員がなぜ営業部に入ってきたのか、部長と部下が話しています。
部下は本人に話を聞いたことがあるので、その新入社員が自分で望んでこの部署を選んだことを知っています。
部長はこのことを知りません。
なぜ営業部を選んだのか疑問に思っていたので部下に尋ねました。
それに対して、部下がこの言葉を使って返事をします。
この例の場合だと、「本人たっての希望で営業部に配属されたそうです」のような使い方をします。
ここでいう「本人」は、新入社員のことを指しており、この言葉を使っている人を指しているのではありません。
このように、話し手以外の人のことを指して「本人」を用います。
この言葉は、先の例でもみたように、会話の中では後に言葉を続けて使用をします。
「本人たっての希望」は敬語ではありません。
この部分はこの形で問題ありませんが、目上の人に述べるときは後に続く言葉を敬意を表すものにします。
メールの場合も同じです。
「本人たっての希望」を使った例文
・『本人たっての希望で参加をすることになりました』
「本人たっての希望」の返答や返信例
対面の場合であれば、この後にも会話を続けることになるでしょう。
メールの場合は、連絡をくれたことへお礼を伝えます。
「本人たっての希望」に対しては、何を伝えているのかによって返答の内容が変わります。
たとえば、本人が希望してある事柄に参加をしたとします。
自ら望んで参加をしているのなら、やる気があると考えられます。
そういったときは、「やる気があるのでしょう」「期待できそうです」などの言葉を返すとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、それに関係のある人の希望を伝えるときに用いるものです。
会話やメールでは、後に言葉を続けて使用します。