ここでは「破棄していただき」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「破棄していただき」とは?
「破棄していただき」は、何かを無かったものとして処分して欲しいという意味になり、その上で、と使うこともできる表現です。
それに間違いがあったような時に、「お送りしました書類は全て破棄していただきますようお願いいたします」と用いたり、「先の資料は2ページ目までは破棄していただき、その分はお送りしましたものと差し替えてください」などとすると、その上で、といった使い方の例になります。
約束ごとやアイデアなども対象にすることができ、その時にはそれは忘れて欲しいと言っていると解釈していいでしょう。
「破棄していただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「破棄していただき」は、先のようにその対象になるものを処分し、時にはその上で追加で何かをお願いしたいと用いる表現になります。
前述に挙げた書類などを対象に使うことが多いですが、それほど手間を掛けずに処分ができる小さい品物などをそうして欲しいと使っても構わないため、「改良を加えました第二弾のサンプルをお送りいたしますので、先日お送りしました方は破棄していただき、そちらについてのご意見を伺いたいと思います」のような用い方もすることができます。
「破棄していただき」を使った例文
・『最新号をお送りいたしますので、そちらがお手元に届きましたら、古いカタログは破棄していただきますようお願い申し上げます』
・『現実性があまり感じられないのでその案は破棄していただき、新たな案を考えたいと思います』
「破棄していただき」の類語や言い替え
・『処分していただき』
「破棄」は「処分」をすることなので、こちらに言い替えられることも多いです。
ただし、約束ごとやアイデアなどの対象にするには向いていない表現のため、そのような使い方になる場合には元の「破棄していただき」のまま使ってください。
まとめ
「破棄していただき」は、その対象を無かったものとして欲しい、その上で何かをして欲しいといった使い方になります。
相手先でその処分を行って欲しいという意味になるので、簡単にそれができる対象を挙げて用いられる表現です。