この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お声がけいただけますと幸いです」について、その意味や使い方や敬語表現等について徹底解説します。
「お声がけいただけますと幸いです」とは?
「お声がけいただけますと幸いです」のフレーズにおける「お声がけ」は、「声をかけること、話しかけること」を意味する「声がけ」に、相手の方に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
次の「いただけます」は「もらう」の謙譲語の「いただく」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
そして、最後の「幸いです」は、「嬉しい」といった意味の改まった表現である「幸い」に、丁寧語の「です」が付けられたものです。
したがって、「お声がけいただけますと幸いです」のフレーズは「声をかけてもらえると嬉しい」や「話しかけてもらえると嬉しい」といった意味の敬語表現となります。
「お声がけいただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お声がけいただけますと幸いです」のフレーズは、目上の方に「(用事があれば)声をかけてください」とお願いする、少し遠回しな表現と言えます。
また、このフレーズは改まった表現なので、口頭で使われることは少なく、メール等の書き言葉としてよく使われます。
具体的には、取引先の方に対して「何かご用がございましたら、いつでも遠慮なくお声がけいただけますと幸いです」や、上司に対して「お手伝いできることがあれば、お声がけいただけますと幸いです」等と使われます。
「お声がけいただけますと幸いです」を使った例文
・『ご用がございましたら、いつでもお気軽にお声がけいただけますと幸いです』
・『私にできることあれば、お声がけいただけますと幸いです』
「お声がけいただけますと幸いです」の類語や言い替え
「お声がけいただけますと幸いです」のフレーズは、少し簡略化して「お声がけいただければ幸いです」と言い換えることができます。
また、もう少しダイレクトにお願いする表現として「お声がけのほど、よろしくお願いいたします」や「お声がけ願いたく存じます」等と言い換えることもできます。
まとめ
「お声がけいただけますと幸いです」のフレーズは「声をかけてもらえると嬉しい」や「話しかけてもらえると嬉しい」といった意味の敬語表現です。
目上の方に「(用事があれば)声をかけてください」とお願いするフレーズです。
