「行って参りました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「行って参りました」とは?
これは、行ってきたことを敬語で伝えるための言葉です。
「行う」は、「実行する」を意味します。
つまりこれは「する」と同等の汎用的な動詞になっているのです。
また、「行って来た」という形にすると、過去のある時点から今に至るまで、何らかの行為を継続してきた様子を表す言葉になります。
ここでは「来た」を「参りました」として、謙譲表現に置き換えているのです。
なお、このようにすると、相手にへりくだるような印象の表現になります。
これにより、相手への敬意を示すものになるのです。
これらのことから、この言葉が行ってきたことを敬語で伝えるためのものであると分かるのです。
「行って参りました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある研究を続けてきていたとします。
そしてそのことを、社外の人に説明することにしたのです。
このようなケースで、「当社では、これまでも長い間、研究を行って参りました」と伝えるとよいでしょう。
これにより、研究してきたということを、敬語で伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「行って参りました」の表現方法に注意するべきです。
これは「行って来ました」に置き換えできます。
この場合は謙譲語を使わない形になるのです。
また、「行って来た」のように、丁寧語も取り外して使用する事ができます。
「行って参りました」を使った例文
例文のように、前段に行って来た対象を付け加えると、自然な印象の表現にできるのです。
・『長年、研究を行って参りました』
・『今までも、努力を行って参りました』
・『長い間、改善を行って参りました』
「行って参りました」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「行って参りました」の類似表現
たとえば、「実施して参りました」が類似表現になります。
「行って参りました」と「実施して参りました」は、同じような意味で使えるのです。
「行って参りました」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「行って来ました」に言い換えできます。
なお、この場合は謙譲語の意味が無くなります。
そのため、実際の場面に注意しながら、上手に使い分ける必要があるのです。
まとめ
このように、行ってきたことを敬語で伝えるために、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。
