この記事では、「夕日」と「太陽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夕日」とは?
夕日とは、夕方の太陽やその光のことをいいます。
日没前に地平線に沈みかけている太陽を指すことが多いですが、具体的にどこからどこまでを夕日と呼ぶかは決まっていません。
夕方の時間帯に見える太陽は夕日といえます。
ただし、天気予報では夕方を15時から18時としています。
15時というと季節によっては真昼間に感じられるので、その場合にはもっと遅い時間帯を指します。
それから夕日は赤く見えるので、夕日で赤く染まった空は夕焼けと呼ばれています。
ちなみに朝の時間帯に見える太陽は、朝日といいます。
「太陽」とは?
太陽とは銀河系の恒星の1つで、恒星の中では地球に最も近い位置にあります。
太陽から光や熱が地球に届くことで地上が照らされ、地球は昼間になるのです。
太陽は地球が属している太陽系の中心となる天体で、およそ46億年前に誕生したと考えられています。
太陽から届く光や熱は、地球の生き物にとって欠かせないものです。
「夕日」と「太陽」の違い
夕日は、夕方の時間帯に見える太陽です。
夕日は赤く見えることが多く、太陽は白に近いクリーム色をしています。
なぜ色が違うのかというと、夕方の太陽の光は地球の空気の層を斜めに通るからです。
太陽の光は元々、一色だけではなく様々な光が混じり合っています。
その中には赤の光もありますが、紫色や青色、緑色、黄色など様々な色があり、クリーム色に見えるのです。
しかし、夕方になると空気の層を斜めに通るので、空気中を長く通り抜けることになります。
空気中にはホコリや水蒸気の粒などがあり、波長が短い青系の光は分散してしまいます。
波長の長い赤い光だけが地上に届くので、夕日は赤く見えるのです。
まとめ
夕日は夕方に見える太陽です。
そのため違いはありませんが、夕方以外に太陽を夕日と呼ぶことはありません。
夕日は赤く見えることが多く、太陽の光は白っぽいクリーム色に見えます。