「一心不乱」と「一生懸命」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一心不乱」と「一生懸命」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「一心不乱」「一生懸命」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一心不乱」とは?

一心不乱は、いっしんふらんと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、一つの事に心を集中させるや専念するといった意味を持っている、一心の漢字に、乱さないという意味を有する、不乱の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ一心不乱は、他には気にかけないで一つの事に集中する、という意味を表すのです。

つまり周りの事に見向きもしない程に一つの事に専念する、という様を表現する言葉として使われています。

「一生懸命」とは?

一生懸命は、いっしょうけんめいと読むべき言葉です。

漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、一命とか生まれてから死ぬまでといった意味の一生の漢字に、全力を尽くすという意味がある、懸命の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。

以上の事から一生懸命は、命をかける程に必死に物事にあたる様子を示すのです。

「一心不乱」と「一生懸命」の違い

一心不乱と一生懸命の漢字表記を比べてみると、心不乱と生懸命という漢字の違いが存在する事に気付けます。

所が最初の漢字は同じ一であるという、共通点も存在しており、どちらも事にあたる際の態度を表現する言葉です。

とはいえ意味のニュアンスには違いもあり、一心不乱は一つの物事に集中して他に気を取られない様子を表します。

もう一方の一生懸命は、命をかける位に真剣に物事に取り組む様を示すのです。

まとめ

2つの言葉は、使用している漢字の大半が違っている上に、読み方も似ている訳ではありません。

ですがどちらも、物事に取り組む態度を指し示す言葉であるため、混同する恐れはないとは言えなかったりします。

ただし表現する意味合いには相違点も見出す事が可能であり、一心不乱は、一つの事だけに集中して他の事に心を奪われない様、といった意味で使われる言葉です。

対する一生懸命は、命がけという真剣さで物事に取り組む様、といった意味で用いられます。

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