本記事では、「よろしかったでしょうか」の言い換え語を解説します。
「よろしかったでしょうか」とは?どんな言葉
「よろしかった」は、「よい」を丁寧にした「よろしい」を過去形にした言葉です。
その物事が正しかったのか間違っていたのかを、相手に聞いて確認する際によく使われている言い回しです。
「でしょうか」は、「だろうか」の丁寧表現で、推量のニュアンスが含まれています。
似た言葉に断定を表す「です」の疑問形「ですか」がありますが、「でしょうか」には断定的なニュアンスが無い分、やわらかな表現といえます。
また、過去の出来事について述べていない場面では、「よろしかったでしょうか」は間違った表現方法とされる場合があります。
これは、より丁寧な表現を心掛けるあまり言い過ぎてしまうケースといえます。
その場の状況に相応しい表現として、言い換えなどを工夫できると良いでしょう。
ビジネスでも使える「よろしかったでしょうか」の言い換えのお勧め
ここでは「よろしかったでしょうか」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「よろしいでしょうか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「よろしい」とは「よい」を丁寧にした言い方で、「でしょうか」とは「だろうか」を丁寧にした言い方になります。
例えば、「これでよいだろうか」と相手に確認したい場合、目上の相手に対して失礼にあたらないよう、「こちらでよろしいでしょうか」と改まった表現にする必要があるわけです。
「よろしいですか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「よろしいですか」は、「よろしいでしょうか」に比べて断定的なニュアンスを含みますが、ビジネスシーンではとてもよく使われ、丁寧な表現として目上の相手にも用いることができます。
「間違いございませんか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ございません」は、「ない」をとても丁寧にした言い方で、疑問形にした言葉が「ございませんか」になります。
例えば、「こちらで間違いございませんか」という言い方で相手に確認を求めることができます。
また、ビジネス文書やメールなどでは、「相違ございませんか」といった表現も用いられています。
「よろしかったでしょうか」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「よろしかったでしょうか」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「合ってますか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「答え合わせ」という意味合いで、「これで合ってますか」というコミュニケーションが、日常的によくあるものです。
正しいかどうかを聞いている言い方といえます。
「大丈夫」
◆ 使い方やニュアンスの違い
問題がないか、間違っていないかを確認する場面で、「大丈夫ですか」といった言葉が使われています。
物事が正しく進んでいるかどうかの確認に加えて、相手の体調を気遣う言葉としても用いられています。
まとめ
「よろしかったでしょうか」は、基本的には間違った表現ですが、一般的によく使われている表現ともいえます。
正しくは「よろしいでしょうか」であることを理解した上で、うまく使い分けてみてください。