この記事では、「お声かけください」と「お声がけください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お声かけください」とは?
まず初めに、「お声かけください」は正しい日本語ではありません。
日本語のルールとして、訓読みが重なった場合、その言葉の後に来る言葉には濁音を付けるという決まりがあります。
これは、「連濁」です。
例えば、「青空」は「あおそら」ではなく「あおぞら」。
「花火」は「はなひ」ではなく「はなび」。
「生け花」は「いけはな」ではなく「いけばな」になります。
そのことから、「お声かけください」は誤った日本語だということがわかります。
「お声がけください」とは?
正しい日本語として用いることができる「お声がけください」。
「お声がけください」の意味は、「話しかけてください」、「声をかけてください」、「わからないことがあれば、質問してください」といった意味で用いられる敬語表現です。
「お声がけ」の「お声」の「お」は自分に対する「お」ではありません。
あくまでも、相手に対する「お」となり、ビジネスシーンなどでも取引先や上司など目上の人に対し使用しても問題ない敬語表現となります。
一般的に、「何かございましたらお気軽にお声がけください」や「機会がありましたら、お声がけください」などといった形で用いられます。
「お声かけください」と「お声がけください」の違い
「お声かけください」と「お声がけください」の違いは、正しい日本語か、そうでないか、の違いです。
日本語では「連濁」というルールがあり、そのルールに従うと「お声かけ」ではなく「お声がけ」が正しい日本語になります。
つまり、「お声かけください」は「お声がけください」の誤った日本語表現となります。
その点に注意する必要があります。
まとめ
以上のように、日本語のルールを踏まえて考えることで、正しい日本語か、そうでないか、がわかる2つの言葉になります。