この記事では、「カルダモン」と「コリアンダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カルダモン」とは?
ショウガ科の植物の一種です。
その種子を香辛料として利用しています。
原産地はインド・スリランカ・マレー半島とされており、2世紀ころにヨーロッパに伝わりました。
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダの文献にみられ、消化促進剤とされています。
口臭を予防するともいわれています。
これは、「カルダモン」に含まれるシネオールという成分の働きによるものです。
また、香気成分によって気持ちを落ち着かせる働きや、疲労を回復させる働きがあるともいわれています。
カレーに欠かせない香辛料で、その他にも甘い洋菓子、コーヒー、ヨーグルトなどに加えても利用されています。
「コリアンダー」とは?
セリ科コエンドロ属の植物の一種です。
葉や種子を食用にしています。
葉や種子を乾燥させた香辛料を「コリアンダー」、生の食用の葉を「パクチー」と呼ぶことが多いです。
呼び方は違いますが、どちらも同じ植物です。
葉を刻むとカメムシのような独特のにおいがします。
種子は甘く爽やかな香りです。
ホール状の種子は食感を楽しむために、パウダー状の種子は香りづけやスープや炒め物の味つけに利用されています。
カレーの風味づけの他、お菓子の香りづけに向いています。
特にタンパク質との相性がよく、肉・魚・卵を使った料理と合います。
「カルダモン」と「コリアンダー」の違い
「カルダモン」と「コリアンダー」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はショウガ科の植物、後者はセリ科の植物です。
どちらも種子が香辛料として利用されています。
香りは前者は爽やかで、後者は甘さを感じられます。
どちらもカレーとの相性がよく、お菓子の香りづけにも使われています。
まとめ
それぞれ違う植物で、風味や香りが異なります。
料理としてはどちらもカレーとの相性がよいです。