「拝聴いたしました」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「拝聴いたしました」とは?
これは、聴いたということを丁重な表現にした言葉です。
「拝聴」は、「謹んで聴く」という意味を持っています。
つまり、相手に対して敬意を示すような意味を持つ言葉になっているのです。
また、「拝聴」は名詞ですが、「拝聴する」のようにすれば動詞のように扱えます。
ここでは、「拝聴いたしました」という形で、語尾を敬語に言い換えているのです。
なお、ここでは謙譲語と丁寧語を組み合わせています。
さらに、語尾を過去形にして使用しているのです。
これらのことから、この言葉が聴いたということを丁重な表現にしたものであると分かるのです。
「拝聴いたしました」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある講義に参加したとします。
そして、とても面白い内容だったので、講師の方に話しかけてみることにしたのです。
このような状況で、「本日の講義内容を、興味深く拝聴いたしました」と言うとよいでしょう。
これによって、謹んで聴いたということを、丁重な言葉遣いで伝達できるのです。
この言葉を使うときは、「拝聴いたしました」の表現方法に注意するべきです。
これは、謙譲表現を二重に使用していると受け取られる場合があります。
「拝聴」も「いたす」も、それぞれ謙譲の意味を含む言葉なのです。
そのため、「拝聴しました」のように、言い換えて使用してもよいでしょう。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「拝聴いたしました」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に少し言葉を加えると、自然な使い方ができるようになるのです。
・『大変興味深く拝聴いたしました』
・『実は昨日も、貴殿の講義を拝聴いたしました』
・『よい機会だと考えて、本日は拝聴いたしました』
「拝聴いたしました」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「拝聴いたしました」の類似表現
これの類似表現として、「謹んで聴きました」が挙げられます。
「拝聴いたしました」と「謹んで聴きました」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「拝聴いたしました」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「拝聴しました」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、聴いたということを丁重な表現にする場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
