「飾らない美しさ」という花言葉の花は、過度に着飾らないでも美しい人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
生まれつきの美人というだけでなく、普段着も美しく着こなせるセンスの良さ、細かい事にとらわれない生き方に美学がある場合、単に努力を見せないタイプなど、様々な人が当てはまります。
相手の美しさのイメージと合わせた花は、良い贈り物になるでしょう。
「飾らない美しさ」の花言葉を持つ花
「飾らない美しさ」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ピンクのアンスリウム」
サトイモ科アンスリウム属のピンク色品種です。
花は小花が集まった直立する花穂で、その周囲を取り巻くように付く仏炎苞と呼ばれる苞葉が色づき、全体として1つの花に見えます。
つまり、花を見ているようで、葉を楽しんでいるという観葉植物です。
「アンスリウム」には濃い真っ赤な個体もありますが、それと比べてピンクは控えめな美しさである事から「飾らない美しさ」という花言葉が付きます。
他に「印象深い」「情熱」「煩悩」「恋に悶える心」などがあります。
相手の「飾らない美しさ」に心惹かれている事を伝える恋の告白に特に向くでしょう。
「スカシユリ(ハマユリ)」
ユリ科ユリ属の多年草です。
上を向いた「ユリ」で、花色は白から赤、黄色です。
花弁の根元が細くなり、花の奥から外が透けて見えそうな事から「スカシユリ」の名前が付きます。
中部地方以北の海岸の砂礫地や岩場に自生している事から「ハマユリ」の別名があります。
野生の花でありながら、園芸品種の花に引けを取らない美しさがある事から「飾らぬ美」という「飾らない美しさ」とほぼ同じ花言葉が付いています。
他の花言葉は「神秘的な美」「注目を浴びる」「親思い」「元気」「歓喜」と、良い言葉が多く付きますが「偽り」「あなたには私を騙すことができない」という相手を疑う花言葉が付くため、深読みする人にはカードなどで花言葉を限定して贈りましょう。
「飾らない美しさ」と似た意味の花言葉を持つ花
「飾らない美しさ」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「キバナコスモス(黄花コスモス)」には「野性的な美しさ」、「ホオズキ(鬼灯)」に「自然美」、「デンドロビウム」は「天性の華を持つ」です。
他に、小説『野菊の墓』でヒロインを「ノギク(野菊)」に喩えていますが、こちらの花言葉は「清爽」で、これも「飾らない美しさ」に近い意味になります。
他にも「美」を表す花と、「自然」「ありのまま」「素朴」などを組み合わせても、近い意味として伝えられるでしょう。
まとめ
「飾らない美しさ」という花言葉を持つ花は「ピンクのアンスリウム」「スカシユリ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「キバナコスモス」「ホオズキ」「デンドロビウム」「ノギク」他、様々なものがあります。
相手の美しさとイメージを合わせた花は、良い贈り物になるでしょう。