「内気」という花言葉の花は、恥ずかしがりなところがチャームポイントになっている恋人へ、愛情を伝える贈り物になります。
人間誰しも「自分は内気である」と思っているため、誰に贈っても拒否はされないでしょう。
但し、あなたが「内気」にネガティブな印象を持っている場合は、単なる悪口なので贈る意味はありません。
「内気」の花言葉を持つ花
「内気」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「シクラメン」
サクラソウ科シクラメン属の多年草です。
花弁が上向きに見えますが、茎をよく見ると「n」字に曲がって下を向いている事が分かります。
これが「内気」という花言葉の由来です。
生物学的には雨で花粉が流れないよう進化した結果ですが、由来話もあります。
昔、古代イスラエルの「ソロモン王」は、新しい王冠に花のデザインを利用しようと考えました。
彼は花に許可を願い出ましたが断られ続け、許可したのは結局「シクラメン」だけでした。
ソロモン王が大いに感謝したところ、「シクラメン」は恥ずかしがって下を向き、以来、「シクラメン」は下向きに咲くようになった、というものです。
他の花言葉は、「遠慮」「気後れ」「遠慮がちな期待」「疑いを持つ」「絆」など、控えめなものが揃います。
「ハギ(萩)」
秋の七草に含まれる「ハギ」は、マメ科ハギ属の総称です。
花は赤紫で房になって咲きます。
花の小ささや、枝が垂れ下がる様子などから「内気」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「物思い」「過去の思い出」「柔軟な精神」「内気な愛情」「誠実」「無邪気」「前向きな恋」で、恋人へ愛情を伝える時に特に合います。
「アマリリス」
ヒガンバナ科アマリリス属の多年草です。
花は花弁6枚で、前後3枚ずつ分かれます。
直立する茎先が放射状に枝分かれし、背中合わせに輪になって咲きます。
「内気」という花言葉は、伝説が元になっています。
昔、「アマリリス」という名の少女が、少年に恋しました。
内気で真正面から思いを伝えられない「アマリリス」は、神に祈りました。
これに応えた神が授けたのは1本の矢です。
内気ながら腹の据わった「アマリリス」が、この矢で自分を傷つけたところ、流れた血が美しい花になりました。
花好きな少年は、初めて見る美しい花に心惹かれ、「アマリリス」と親しくなり、その後結ばれた、というものです。
他の花言葉は「輝くばかりの美しさ」「素敵」「誇り」と良いものが揃う一方、「おしゃべり」「強い虚栄心」というあまり良くない言葉もあるため、贈る時はカードなどを添えて意図を明らかにしましょう。
他に、「オシロイバナ(白粉花)」「シャクヤク(芍薬)」にも「内気」という花言葉が付きます。
「内気」と似た意味の花言葉を持つ花
「内気」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「内気な乙女」が「プルメリア」、「はにかみ屋」が「ミスミソウ(ユキワリソウ)」と「キルタンサス」、「恥じらい」「人見知り」が「ボタン(牡丹)」に付いています。
選択幅は広く、相手のイメージに合う花が選べるでしょう。
まとめ
「内気」という花言葉を持つ花は「シクラメン」「ハギ」「アマリリス」「オシロイバナ」「シャクヤク」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「プルメリア」「ミスミソウ」「キルタンサス」「ボタン」などがあります。
選択の幅は広いため、相手のイメージに合う花を選べば、良い贈り物になるでしょう。