手へんに巴と書く漢字には「把」があります。
この記事では、「把」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに巴で「把」の読み方
「把」は音読みで「は」と読み、訓読みは「たば」や「把る」で「とる」、「にぎる」と読みます。
「とる」は「取る」と書くことが可能であり、「にぎる」は「握る」と書くことが可能です。
「把」の意味や解説
「把」は物を取ることや掴むこと、握ることを表す時に使います。
「把」はこれ以外にも取っ手や握る場所を示す時にも使うことが可能です。
「把」は束ねたものを数える時にも使う言葉であり、こちらは弓矢の矢を束ねたものを数える際にも使われています。
「把」は物理的な物を掴むという意味以外にも、「把握」のように物事を理解する時や掌握する時にも使うことが可能です。
「把握」は正確な知識や学習の内容以外にも、政権や集団のコントロールなどの概念的なものに対して使うことも可能です。
「把」の熟語での使い方や使われ方
・『大雑把』【おおざっぱ】
「行動や理解が大まかであり、細かいことを気にしないこと」を表す言葉です。
「大雑把」は行動や理解は雑であることからネガティブな意味でよく使われます。
・『十把一絡げ』【じっぱひとからげ】
「色々なものをまとめて扱うこと」であり、その扱いは大雑把なものとなるのが特徴です。
「十把一絡げ」はそれぞれの物をまとめて扱うことから、個々の価値を無視する意味合いが含まれます。
・『把手』【とって】
「機械やドア、器具に装着するつまみ」を表す言葉です。
「把手」は「取っ手」と書くことが可能であり、これによって様々な器具や機械を手で簡単に動かすことが可能になります。
まとめ
「把」は物体を握ることや掴むことを表す言葉です。
「把」はこれ以外にも「把握」といった理解やコントロールを得る時にも使います。