この記事では、「萍」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに泙で「萍」の読み方
萍は、音読みでへいとびょうと読む事が可能な漢字です。
訓読みでは、よもぎやうきくさと読む事が出来ます。
「萍」の意味や解説
文字表記を見れば直ぐに理解出来る事でしょうが萍は、くさかんむりの下に泙を付け足す事によって成立した漢字です。
そんな萍は、浮き草とかさまよう、よもぎ等といった意味を持っている漢字として利用されています。
総画数は11画で、漢字検定では1級レベルとなっていますが、常用漢字からは外れているのです。
お陰で普段の生活の中で、この漢字を見掛けたり、使用する機会というのはかなり限定されています。
「萍」の熟語での使い方や使われ方
・『萍水』【へいすい】
「浮き草と水」や「流浪している人物の喩え」といった意味がある言葉として、駆使されているのです。
・『萍水相逢う』【へいすいあいあう】
「旅をしている者同士が偶然知り合いになる」という意味の喩えとして、用いられている言葉となっています。
・『青萍』【あおうきくさ】
「ウキクサ科の多年草」を意味する言葉として、使用されているのです。
水田や沼等の水面に、群がる様な形で浮いているのが多く見られます。
まとめ
くさかんむりの下に泙を加える事で完成した漢字である萍は、音読みでへいやびょう、訓読みでうきくさによもぎと読む事が可能な漢字です。
更にウキクサ科の多年草やただよう、よもぎ等の意味を所有する漢字として利用されています。
とはいえ常用漢字には含まれていないため、雑誌やテレビ等のメディアにおいては基本的に、使われてはいない漢字となっているのです。
そのため日常生活の場で、この漢字を目にしたり利用する機会は限定されており、大半の現代人には馴染みのない漢字となっています。