この記事では、「蒔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに時で「蒔」の読み方
「蒔」は音読みでは、「シ」、「ジ」と読みます。
また、訓読みで「ま(く)」、「う(える)」と読みます。
「蒔」の漢字の意味や解説
「蒔」とは、「まく」、「うえる」などの意味があります。
また、「蒔蘿(ジラ)」はセリ科イノンド属の一年草(または二年草)の植物です。
「イノンド」や「ディル」とも呼ばれています。
ウイキョウに似た香りがあり、伝統的なハーブの一つです。
香辛料や香味料などの食用の他にも、薬草として用いられています。
「蒔」は「くさかんむり」に「時」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、草花に関することを表しています。
また、「時」は音読みで「ジ」、訓読みで「とき」と読んで、「とき」、「時間」、「機会」、「季節」などを表しています。
「蒔」の地名や名前での使われ方
・『蒔田』【まいた・まいだ・まきた・まきだ・まくだ】
・『二斗蒔田』【にとうまきだ・にとまきだ・にとまきた】
・『蒔苗』【まかなえ・まきなえ・まきない・まかない・まきな・まなえ・しなえ】
いずれも名前で用いられています。
まとめ
ここで、「蒔」が使われていることわざをいくつかご紹介しましょう。
「種を蒔く(たねをまく)」とは、物事の原因をつくることのたとえです。
「蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)」は、原因がないところに結果はないことを言い、何もしなければ、良い結果にはならないことをたとえています。
「権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる(ごんべえがたねまきゃからすがほじくる)」とは、人が努力してやったことを、あとから別の人がぶち壊すたとえになっています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。