この記事では、「ずぼら」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「ずぼら」の意味
「ずぼら」の意味は以下の通りです。
1つ目は「性格がだらしなく、いい加減なこと」という意味です。
2つ目は「やるべきことをせずにだらだらしていること」という意味です。
「ずぼら」の語源は「ずべらぼう」という上方の方言で、「凹凸がなくのっぺりしていること」という意味です。
「ずべらぼう」「ずんべらぼう」「ずんぼらぼん」「ずぼら」と変化して、「だらしないこと」として使われる様になりました。
人の性格に使う場合悪い意味ですので注意が必要です。
「ずぼら」の言い換え
「ずぼら」の日常での言い換えは以下の通りです。
1つ目は「ぐうたらで、「やる気がなくすぐ怠けようとすること」という意味です。
「ぐう」は「愚(ぐ)」の音変化、「たら」は「弛む(たるむ)」の音変化と言われています。
2つ目は「ものぐさ」で、「やるべきことを面倒がる性質のこと」という意味です。
語源は古語の「ものくさし(物臭し)」という言葉で、「臭い」「匂う」という意味から転じて「体調が悪い」「気分が乗らない」「面倒臭い」という意味で使われる様になりました。
3つ目は「ちゃらんぽらん」で「言動がいい加減で適当な様子」という意味です。
語源は諸説ありますが、「ちゃらほら」という言葉が変化したもので、「ちゃら」は「でたらめ」「嘘」という意味、「ほら」は「ほら吹き」という意味と言われています。
「ずぼら」のビジネスでの言い換え
「ずぼら」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『怠慢(たいまん)』
「するべきことをおろそかにすること」という意味です。
「この度のミスはひとえに弊社スタッフの怠慢によるものです」などと使われます。
・『無精・不精(ぶしょう)』
「体を動かすことを面倒くさがること」「身だしなみを構わない様子」という意味です。
「筆不精でして」などと使われます。
・『ルーズ』
「ゆったりしている」から転じて「しまりのない様子」「だらしない様子」という意味です。
英語の「loose」が日本語化した言葉で、「時間にルーズ」などと使われます。
「ずぼら」を使った例文
「ずぼら」を使った例文は以下の通りです。
・『姉はずぼらな性格だ』
家でだらしなく、部屋が散らかっているなどの状態を表します。
・『上司がずぼらだと部下がしっかりする』
上司がだらしないので、部下がその分きちんと仕事する様子を表しています。
・『彼はずぼらだが有名大卒だ』
だらしない性格にもかかわらず、頭が良いことを表しています。
まとめ
今回は「ずぼら」について紹介しました。
「ずぼら」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。