この記事では、「しか」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「しか」の意味
「しか」は、「名詞的な言葉・動詞の連体形・形容詞の連用形の後につくことが多い係助詞」です。
「しか」の意味は、「打消しの言葉を伴って、特定の物事(対象)以外のものを強く否定すること」です。
「しか」の係助詞は、「大人しか・新品しか」のように「対象としているそのものだけという限定の意味」を持っています。
「しか」の言い換えや例文
「しか」の言葉は、以下のような類語の言葉で言い換えることができます。
「しか」の例文も紹介します。
「しか」の類語や言い換え
「しか」と似た意味を持っている類語を紹介していきます。
・『だけ』
「だけ」という副助詞は、「しか・ばかり・のみ」と非常によく似た意味を持っている類語として解釈することができます。
「だけ」の言葉には、「物事の範囲および対象とするものを限定する作用」が備わっています。
・『ばかり』
「ばかり」は、「しか・だけ・のみ」とほとんど同じ意味合いを持っている類語になります。
「ばかり」という言葉には、「大きいばかりが高級車の特徴ではない」のように「範囲や対象を限定する」の意味合いが備わっているのです。
・『以外』
「以外」は、「しか」や「ほか」の言い換えの表現として使うことができる言葉です。
「子供しか利用できません」の文章は、「子供以外は利用できません」に言い換えられるのです。
・『のみ』
「のみ」は、「だけ」をよりフォーマルなかしこまった表現にした言い方です。
「のみ」は主に書き言葉(文語)として使われる言葉になります。
「しか」の言い換えとして、「のみ」を使える文章があります。
「しか」を使った例文
「しか」を使った例文を以下で紹介していきます。
・『このR18指定の映画には、18歳以上の大人しか見ることができない過激な表現が含まれています』
この例文は、「このR18指定の映画には、18歳以上の大人以外の子供は見ることができない過激な表現が含まれること」を意味しています。
・『入社試験の合格者しか、この先にあるオフィスルームには入ることができません』
この例文は、「入社試験の合格者しか」の文章によって「入社試験の合格者だけ」を意味しています。
・『この身長や体重の制限があるアトラクションは、12歳以下の子供しか乗ることはできません』
この例文は、「12歳以下の子供しか乗ることはできません」で「12歳以下の子供以外は乗ることができない」といった意味を示しています。
まとめ
今回は「しか」の言葉について詳しく紹介しました。
「しか」の意味や類語をしっかりと理解して、日常生活のやり取りやメールの文章作成などで正しく使いこなせるようにしましょう。