この記事では、「お願い申し上げます」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「お願い申し上げます」の意味
「お願い申し上げます」は相手へ何か頼みごとをするときに用いられる敬語表現です。
「願うことやその願い」などの意味を含める「願い」の謙譲語である「お願い」に、「言う」の謙譲語である「申し上げる」、丁寧語の「ます」を組み合わせた言い回しになります。
ビジネスシーンやかしこまった場面などで、『お手数ですが、何卒お願い申し上げます』や『期日までに郵送していただきますよう、お願い申し上げます』などのように使われています。
「お願い申し上げます」の敬語やビジネスでの言い換え
「お願い申し上げます」の敬語やビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『お頼みいたします』
「こちらが希望するようにしてくれるよう相手に伝えて願うや依頼する」、「頼りになるものとして当てにする」、「力として頼る」などの意味を表す「頼む」を「お○○いたします」の謙譲語になおした言い回しです。
『ご多忙中とは存じますが、書類の送付をお頼みいたします』や『ご連絡いただきますよう、お頼みいたします』などのように使われています。
・『希望いたします』
「あることの実現を望んで願うことやその願い」などを意味する「希望する」を「○○いたします」の謙譲語になおした言い回しです。
『自宅から通勤1時間以内の勤務地を希望いたします』や『来週の水曜日に有給休暇の消化を希望いたします』などのように使われています。
・『要望いたします』
「物事の実現を強く求めること」を意味する「要望する」を「○○いたします」の謙譲語になおした言い回しです。
『在庫が少ない備品の補充を要望いたします』や『トラブルの再発を防ぐために、業務環境の改善を要望いたします』などのように使われています。
「お願い申し上げます」の俗語や簡単な言い替え
「お願い申し上げます」の俗語や簡単な言い替えは以下の通りです。
・『お願いする』
「自分のしてほしいことを人へ頼む」や「望みが叶うように望み求める」などの意味を表します。
『ノートを見せてほしいとお願いする』や『連絡先を教えて欲しいとお願いした』などのように使われています。
・『依頼(いらい)する』
「人に用件を頼むこと」や「他人を当てにすること」などの意味を表します。
『仕事を手伝ってほしいと依頼する』や『興信所へ調査を依頼した』などのように使われています。
まとめ
今回は「お願い申し上げます」について紹介しました。
「お願い申し上げます」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせるようにしましょう。
