この記事では、「いわば」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「いわば」という言葉の意味
漢字表記では「言わば」や「謂わば」などと記される「いわば」という言葉は、前述した内容を分かりやすくするために例えを示したり、より分かりやすい話に言い換えたりする際に用いられる文言で、鎌倉時代に描かれた随筆「方丈記」ですでに登場していた表現になります。
「いわば」という言葉の1つ目の意味は、「たとえて言ってみれば」です。
2つ目は「分かりやすく言うと」などという意味合いで使われています。
「いわば」の類語や言い換え
「いわば」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『結局(けっきょく)』
本来は囲碁において、1局を打ちおえる際に用いられていた言葉で、転じて「いろいろな経過を経てたどり着いた結末」や「物事や事象などの終わり」を示す文言になります。
・『要するに』
「それまでに述べてきたことをまとめて言うと」や「要約すると」などを表し、前述した内容をさらに分かりやすく言い直す際に用いられる表現になります。
・『即ち(すなわち)』
前に述べた事柄を改めて他の言葉で説明しなおすときに用いられており、「同じ物事を異なる視点で見ると」や「言い換えれば」などと言う意味合いで用いられる文言です。
・『まさしく』
ある物事が疑いようもなく確かに成り立つ様子を表し、「間違いなく」や「確実に」などを示す言葉で、漢字では「正しく」と表記します。
「いわば」の類義語
「いわば」の類義語は以下の通りになります。
・『つまり』
前述した内容の本質や真意などについて続けて述べる際に用いられる表現で、あまり目にすることはありませんが漢字では「詰まり」と表記し、「つまるところ」や「ある事柄などが詰まっている度合い」などを示す文言です。
・『さながら』
「そっくりそのまま」や「元のまま」などを表す言葉で、非常に類似しているさまや、ほとんど変わりがない状態を示す表現になります。
・『ぶっちゃけ』
「心中を打ち明ける」さまや「秘密を隠さずにさらけ出す」様子などを表し、「打ち明ける」という語がなまった「ぶっちゃける」を略した文言です。
・『要は』
「大切なことは」や「重要な点は」などを示す言葉で、物事の大切な要点を伝える際に用いられる表現になります。
まとめ
今回は「いわば」という言葉について紹介しました。
「いわば」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。