「私を忘れて」は、数ある花言葉の中でも比較的用途がはっきりしているものだといえます。
あなたにとって私はふさわしい人ではなかった、あなたにはもっといい人がいる……残念ながら、愛情を深めていくうちにこのような結論に達してしまうこともあるでしょう。
あるいは別れた相手に未練があり、相手が半ばストーカーと化してしまっているような時にも使えます。
「私を忘れて」の花言葉を持つ花
「私を忘れて」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「黒いチューリップ」
チューリップはユリ科の花で、春にカップ状の花を咲かせるという特徴があります。
また花壇に植える花やギフトとして非常にポピュラーです。
オランダやトルコなどでは国花、新潟県や富山県では県花に指定されるなど国や地方自治体、町のシンボルとしても人気。
花言葉は「博愛」「思いやり」などです。
加えて色別の花言葉もあり、黒のものには「私を忘れて」という花言葉が与えられています。
しかし珍しい花色のものであることからそれとは関係なく観賞用にされたり、インテリアにされたりすることもあるようです。
「黄色のチューリップ」
黄色のチューリップには「望みのない恋」という花言葉があります。
「私を忘れて」とは少し異なりますが、こちらも似たように使えるでしょう。
黄色のものは珍しくなく、入手性が良いという点もポイント。
なお「名声」「正直」「無邪気」などポジティブな花言葉もあるので一般的なギフトとしても使えます。
「黄色のバラ」
バラはバラ科の花で、美しい花の代表あるいは美しさの象徴として扱われることもあります。
こちらも非常にポピュラーな花で、特にギフトとしては最も有名なもののひとつとさえいえるでしょう。
バラの代表的な花言葉は「愛」や「美」などですが色別の花言葉もあり、黄色のバラには「薄れゆく愛」「嫉妬」「別れよう」などの花言葉があります。
一方で「友情」「平和」「思いやり」「温かさ」といったポジティブな花言葉もあるので、こちらも一般的なギフトとして問題なく使用可能です。
「私を忘れて」と似た花言葉を持つ花
「私を忘れて」という花言葉があれば「私を忘れないで」という花言葉もあります。
そういった花言葉を持つ代表的なものがワスレナグサ。
かわいらしい青やピンク、白などの花を咲かせるもので、主な開花期は3〜5月です。
またサクラにも「私を忘れないで」という花言葉があります。
これはフランスにおける花言葉ですが、咲いてすぐに散ってしまう様が儚く見えることからこのような花言葉が付いたそうです。
まとめ
「私を忘れて」を表現するのに使えそうな花としては黒いチューリップ、黄色のチューリップ、黄色のバラなどが挙げられます。
相手と別れる時や相手の未練を断ち切りたい時などに活躍してくれるでしょう。