「死ぬ」の花言葉を持つ花とは?似た花言葉を持つ花まで徹底解説

「死ぬ」の花言葉を持つ花とは? 花言葉

「死ぬ」という花言葉の花は、誰かに贈るようなものではありません。

花を利用する場合も、花言葉には触れない方が良いでしょう。

「避けるべき花言葉」として知っておくべき類のものです。

一方、創作においては、死は場面を盛り上げ、ストーリーを進める為、使い処の多い花言葉になるでしょう。

そんな時、様々な花が使えると、オリジナリティが出せます。

「死ぬ」の花言葉を持つ花

「死ぬ」を花言葉に持つ花について、見ていきましょう。

「ゴジアオイ(午時葵)」

ハンニチバナ科キスツス属(ゴジアオイ属)の総称で、白から紫、空色の花を咲かせます。

1つの花は、正午を挟む数時間しか咲かない為、「私は明日死ぬだろう」という花言葉が付きます。

他に「人気」「注目の的」という花言葉が付き、「明日死んでも良い程の、幸せの絶頂」とも解釈出来ますが、不穏さは隠せません。

独りで死なないパターンでは、「クワ(桑)」「共に死のう」という花言葉があります。

愛情の強さ故に、ちょっとした勘違いで自殺した古代ギリシャ神話の「ピューラモス」「ティスベー」に由来する花言葉です。

恋する気持ちが盛り上がって贈りたくなるかも知れませんが、相手は怖いだけです。

「イチイ(櫟・一位)」

イチイ科イチイ属の常緑の針葉樹です。

緑色の球状の花を咲かせた後に実る、赤く多汁質の果実の果肉は食べられますが、それ以外種も葉も有毒である事から「死」というそのままの花言葉が付いています。

西洋で墓所に植える木でもあります。

他の花言葉は「優秀」「高尚」「昇進」「無念」「悲しみ」などがあり、良い花言葉だけ見て贈ると、見落とす場合があるので気を付けましょう。

勿論、相手がしっかり切り分けて考えられる人なら問題ありません。

他に、「イトスギ(糸杉)」にも同じ「死」「人の死を悲しむ」といった花言葉が付きます。

「ドクゼリ(毒芹)」

セリ科ドクゼリ属の多年草です。

水辺に生え、「セリ(芹)」に似ていますが有毒です。

「あなたは私を死なせる」という、「死ぬ」とかなり近い花言葉が付いています。

「ドクゼリ」「日本の三大毒草」の1つと言われていますが、他の2つは「トリカブト(鳥兜)」「ドクウツギ(毒空木)」です。

「トリカブト」「あなたは私に死を与えた」という、「ドクゼリ」とほぼ同じ花言葉が付きます。

一方、「ドクウツギ」「謙虚」「野生」「元気」と、何故か毒に触れません。

良い意味で伝えたい場合、かなり言葉を補う必要があるでしょう。

「死ぬ」と似た意味の花言葉を持つ花

「死ぬ」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。

「ドクニンジン(毒人参)」「あなたは私の命を奪う」と、「死ぬ」とは言わないけれど、そのままの言葉です。

自分から死ぬイメージは「タツナミソウ(立浪草)」「私の命を捧げます」で、漢方薬 として人を助ける事が由来です。

「死」という字を使いますが「ハゲイトウ(葉鶏頭)」「不老不死」「ジンチョウゲ(沈丁花)」「不死」は、長生きの意味になります。

どうしても「死ぬ」という花言葉の花を贈りたい時に添えれば、打ち消す意味になるでしょう。

まとめ

「死ぬ」という花言葉を持つ花は「ゴジアオイ」「クワ」「イチイ」「イトスギ」です。

似た意味の花言葉を持つ花として「ドクゼリ」「トリカブト」「ドクウツギ」「ドクニンジン」「タツナミソウ」、真逆の意味で「ハゲイトウ」「ジンチョウゲ」があります。

人に対して使うには向かない花言葉ですが、創作の小道具には良いでしょう。

他の花と合わせ、意味を打ち消す事も出来ます。

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