「悲しみ」は私たちにとって身近な感情のひとつです。
あまりポジティブなものではありませんが、恋愛においても悲しくなることがまったく無い、ということはまず無いでしょう。
ゆえに「悲しみ」という花言葉を持つ花があるのはもちろん、「深い悲しみ」「別れの悲しみ」など悲しみを表現する花言葉は豊富にあります。
よってこういった花言葉をうまく使いこなすことができれば、花にあなたの気持ちを柔らかかつ雄弁に語らせることもできるでしょう。
「悲しみ」の花言葉を持つ花
「悲しみ」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「マリーゴールド」
マリーゴールドはキク科コウオウソウ属の花です。
赤やオレンジ色、黄色の鮮やかな花を咲かせるのが特徴で、観賞用の花として人気があるだけでなく、メキシコでは死者の日を象徴する花、キリスト教では聖母マリア様の黄金の花とされています。
花言葉は「可憐な愛情」「勇者」「健康」「悲しみ」「嫉妬」「生命の輝き」など。
明るい雰囲気の花からは想像できないような暗い花言葉も付けられていますが、それはギリシャ神話のとある悲しいエピソードからきているといわれています。
「紫のヒヤシンス」
ヒヤシンスはキジカクシ科ヒヤシンス属の花です。
ヒヤシンスの中でも紫のヒヤシンスはポピュラーなもののひとつですが、これには「悲しみ」「悲哀」「ごめんなさい」「初恋のひたむきさ」といった花言葉が付けられています。
謝罪の意と悲しみを同時に表現したい時には持ってこいの花でしょう。
なおヒヤシンスには「悲しみを越えた愛」という花言葉があります。
「ムスカリ」
ムスカリはキジカクシ科ムスカリ属の花です。
春の花壇を彩る花としてポピュラーなもののひとつで、ヒヤシンスを一回り小さくしたような姿をしています。
また花がブドウの実に似ていることからグレープヒヤシンスと呼ばれることもあるようです。
花言葉は「明るい未来」「通じ合う心」「悲嘆」「失意」「絶望」「憂鬱」など。
「悲嘆」のようなネガティブな花言葉は、悲しみの象徴とされる青やそれに近い色の花を付けることが多いことからきているとされています。
「アロエ」
アロエはススキノキ科アロエ属の多肉植物です。
観賞用としてだけでなく、サプリメント、化粧品、軟膏、お薬、アロエ酒、アロエジュース、アロエヨーグルトなど様々な形で利用され、広く親しまれています。
主な花言葉は「健康」「万能」。
これらは医者いらずと呼ばれるほど様々なケガや病気に効くことからきています。
しかしその葉がとげとげしい形をしていることから「悲嘆」「苦痛」というネガティブな花言葉も付けられています。
「悲しみ」と似た花言葉を持つ花
例えばシダレヤナギの花言葉である「悲哀」は「悲しみ」とほぼ同じように使えるでしょう。
また深い悲しみを示したい時にはアリウムの花言葉である「深い悲しみ」が役立ちます。
別れの悲しみを表現する時にはハナニラの「悲しい別れ」やキンセンカの「別れの悲しみ」が良いでしょう。
プリムラの「青春の始まりと悲しみ」などユニークなものもあります。
まとめ
「悲しみ」の花言葉を持つ花としてはマリーゴールド、紫のヒヤシンス、ムスカリ、アロエなどがあります。
またシダレヤナギ、アリウム、ハナニラなどの花言葉も悲しみに関連したものとなっています。