「思いやり」という花言葉の花は、相手を思いやる気持ちを伝えたり、他人を思いやれる人へ、好意を伝える時に合います。
人に限らず、人間工学などで工夫された商品イメージにも良いでしょう。
相手の事を考えるのが前提なので、花も相手の気持ちになって選ぶ事が大切です。
「思いやり」の花言葉を持つ花
「思いやり」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「デンドロビウム」
ラン科セッコク属の多年草です。
茎が多肉質の棒状になるのが共通する特徴で、木や岩に着生する性質があります。
花の形はラン科のスタンダードな蝶型で、花色は白から紫、黄色、褐色、緑色です。
着生する性質から、相手に寄り添うイメージの「思いやり」という花言葉が付きます。
一方、「わがままな美人」という花言葉も付いているため、贈る時はカードなどでどちらの意味かはっきり伝えましょう。
他の花言葉は「美人」「天性の華を持つ」「潔癖」「謹厳実直」など、良い意味が揃います。
「チューリップ」
ユリ科チューリップ属の多年草です。
春の花としてよく知られ、上向きに咲きます。
花色は白から赤、赤から黄色、緑、黒、複色です。
「思いやり」という花言葉は、オランダの伝説が由来です。
昔、3人の騎士が1人の少女に求愛しました。
各々、家宝の「王冠」「剣」「金塊」を贈ったのですが、少女は選ぶ事が出来ませんでした。
そこで、花の女神「フローラ」に祈り、花に変えて貰いました。
その花には「王冠」のような花冠と、「剣」のような葉、「金塊」のような球根があったのです。
少女が随分優柔不断のようですが、家宝まで持ち出しているのです。
振られた騎士も引っ込みは付きません。
決闘にでもなれば、1番危険なのは少女が選んだ騎士です。
そう考えれば「思いやり」による行為でしょう。
他の花言葉は「博愛」で、他に色や本数により細かい花言葉が付きます。
相手に合う組み合わせを選ぶのも良いでしょう。
「アルメリア(浜簪)」
イソマツ科アルメリア属(ハマカンザシ属)の多年草です。
小花が玉状に集まり、髪に挿す「簪」のような形になります。
花色は、白から赤です。
小花が寄り集まり、1つの綺麗な玉状になるのは、互いを思いやっているから、という発想で「思いやり」「共感」「心遣い」「同情」という花言葉が付きます。
相手を深く思いやれる人へ贈るのに向きます。
自分が「思いやり」を持てるよう、スマホの待ち受けにして常に心がけるのも良いでしょう。
「思いやり」という花言葉を持つ植物は非常に多く、他に「ポピー」「ブドウ(葡萄)」「シャクヤク(芍薬)」「白いストック」「白いシクラメン」「ピンクのガーベラ」などがあります。
また、「白いトルコギキョウ」や「カスミソウ(霞草)」には「深い思いやり」という花言葉が付きます。
「思いやり」と似た意味の花言葉を持つ花
「思いやり」に似た意味の花言葉を持つ花も、多数見られます。
「アルストロメリア」は「やわらかな気配り」、「リンドウ(竜胆)」は「あなたの悲しみに寄り添う」などです。
一方、「キンギョソウ(金魚草)」は「思いやり」が空回りした時の「おせっかい」という花言葉が付きます。
まとめ
「思いやり」という花言葉を持つ花は
「デンドロビウム」「チューリップ」「アルメリア」「ポピー」「ブドウ」「シャクヤク」「白いストック」「白いシクラメン」「ピンクのガーベラ」「白いトルコギキョウ」「カスミソウ」と、多数存在します。
似た意味の花言葉を持つ花として「アルストロメリア」「リンドウ」「キンギョソウ」などがあります。
相手の喜ぶ花を考えるのは、「思いやり」の第一歩です。