「守る」の花言葉を持つ花とは?似た花言葉を持つ花まで徹底解説

「守る」の花言葉を持つ花とは? 花言葉

「守る」という花言葉の花は、大切にしたい恋人や子供への贈り物、大切な文化財などの周りに植えたり、説明パンフレットにあしらう等の使い方が考えられます。

一方、気持ちを押しつけられると、「迷惑」と感じてしまう花言葉でもあります。

相手との意思疎通が取りながら、良い花を選びましょう。

「守る」の花言葉を持つ花

「守る」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。

「カランコエ」

ベンケイソウ科カランコエ属の総称で、品種の多い植物です。

花色は赤から白、赤から黄色です。

「源義経」の忠臣「弁慶」を名に持つ事から、「あなたを守る」という「守る」とほぼ同じ花言葉が付いています。

他の花言葉は「幸福を告げる」「人望」「ときめき」「幸せを作る」「柔軟性」「切磋琢磨」「とっておきの」と、方向性の違うものが揃っていますが、こちらは相手のイメージとして添える程度でしょう。

「守る」と似た意味の花言葉を持つ花

「守る」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。

「ザクロ」

ミソハギ科ザクロ属の果樹で、果実の中にルビー色の果肉が付いた粒々の種子がたっぷり詰まっています。

そして、花言葉は「子孫の守護」です。

これは、「鬼子母神」に関わる伝承があります。

昔、鬼神「可梨帝母」は500人の我が子を養うため、人の子をさらい食糧にしていました。

それを知った釈迦は、彼女の子を1人隠しました。

世界を探し回り疲れ切った彼女に、釈迦は子を食われた人間の辛さも、彼女と同じであると諭しました。

彼女は改心して、仏教、とりわけ子供の守護者「鬼子母神」になったのです。

そして、「鬼子母神」像が手に持つのが「吉祥果」で、これが「ザクロ」と解釈されています。

他に「チガヤ(茅)」にも「子供の守護神」「ブローディア(トリテレイア)」「守護」という近い花言葉が付いています。

学校や幼稚園に植えるのに向きます。

「エリゲロン」

キク科ムカシヨモギ属の多年草です。

一重のキクの姿で、白から淡い紅色に変色します。

遠くから見ると色が混ざって見えて美しい事、紅白が混じって昔の合戦のように見える事などから、「遠くから見守ります」という花言葉が付きます。

気に掛けている大事な人へ贈るのに向きますが、花色が変わる性質から「移り気」という花言葉も付くため、恋人や配偶者には合いません。

「あなたを見守ります」というほぼ同じ花言葉が、「デュランタ」に付いています。

「オミナエシ(女郎花)」

オミナエシ科オミナエシ属の黄色い花で、能の演目が由来の「約束を守る」という花言葉が付きます。

昔、都で契りを交わした男女がいました。

女は男を待ちきれず、地方にある彼の屋敷を尋ねました。

男は生憎留守で、家人に邪険に扱われた事に絶望し、彼女は命を絶ってしまいました。

男が亡骸を葬ると、「オミナエシ」が咲き、後悔のあまり彼も命を絶った、というものです。

「また来る」という約束を男が破ったのか、「待っている」という約束を女が破ったかは定かではありませんが、「約束を守る」がキーワードになっています。

「守る」は必ずしも身体を守る訳ではないという視点で探すと、色々な場面で使える花言葉も見つかるでしょう。

まとめ

「守る」という花言葉を持つ花は「カランコエ」です。

似た意味の花言葉を持つ花として「ザクロ」「チガヤ」「ブローディア」「エリゲロン」「デュランタ」「オミナエシ」などがあります。

押しつけにならないよう、相手を考え、花を選ぶと良いでしょう。

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