「ニセアカシア(ハリエンジュ)」という花をご存じですか。
北アメリカが原産で、マメ科ハリエンジュ属に分類される落葉高木です。
童謡の「この道」で「あかしやの花」と歌われているのはこの「ニセアカシア」の木で、北海道の「アカシア」並木がそのモデルとされています。
今回はそんな「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉「頼られる人」
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉ひとつめは「頼られる人」です。
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」はとても丈夫で折れ曲がらないため、かつては線路の枕木やスキー板、家庭の薪としても使われてきました。
北海道で多く植えられているのも暖房に使う木材として需要が高かったためです。
甘い香りの華からは良いハチミツを取ることが出来ます。
その有用性から「頼られる人」という花言葉が付けられたのです。
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉「友情」「親睦」
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉には「友情」や「親睦」と言ったものも付けられました。
これは「ニセアカシア」の香り高い花に誘われて、ミツバチがたくさんやってくるところから来ています。
「ニセアカシア」の「フジ」に似た房状の花は香りがいいだけでなく、砂糖菓子や天ぷらなどにして食べることもできます。
さまざまに楽しめる「ニセアカシア」の花はきっと周りの人との「親睦」を深めていってくれるでしょう。
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉「優雅」
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の涼しく揺れる花の美しさから「優雅」という花言葉も付けられました。
観葉植物としてお庭に植えれば、初夏の庭を「優雅」に彩ってくれるでしょう。
ただし「ハリエンジュ」の名前のとおり、枝には棘がありますので取扱いには注意してください。
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉「死に勝る愛情」
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」には「死に勝る愛情」というロマンチックな花言葉もあります。
これは「ニセアカシア」の美しくかつ役に立つ面と、一度植えるとなかなか駆除が難しい強靭な生命力から付けられた花言葉。
何度刈り取っても復活するのは、土中に残った根からも発芽できるため。
地植えにする際は場所をよく考えてから植えるようにしてください。
まとめ
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」という名前は、本物の「アカシア」が入ってくる前に日本で「アカシア」名で流通してしまったことに寄ります。
本来の「アカシア」は「ミモザ」のような黄色い花なのですが、日本の環境では育ちにくいためあまり見かけることがありません。
今では「アカシア」より身近な存在となった「ニセアカシア」、その甘い香りをぜひお近くで楽しんでみてください。