この記事では、「アイスバーグ」と「つるアイスバーグ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「アイスバーグ」とは?
薔薇にそっくりな花を咲かせる「アイスバーグ」は、フロリンダ・ローズの一種です。
株にはたくさんの白い花を咲かせる姿は見る人を魅了し、白雪姫といった原名に相応しい呼び名が付きます。
シュネーヴィッチェンともいう美しい色と、細い枝が伸びて、花首が健気に俯く姿を見せるのも魅力的な部分です。
母薔薇はヴィルゴで、そこに花粉親になるロビンフッドというハイブリッドムスクローズがこの花を生み出す元になります。
大株に育ち、香りは微量にティを放つのが魅力的です。
「つるアイスバーグ」とは?
経8cmの真っ白な可愛い花を咲かせるのが「つるアイスバーグ」です。
薔薇のように棘【とげ】は多くなく、満開時はたくさんの花を咲かせる種になります。
花は3つや4つと束になって咲くのも魅力的なところですし、葉が青々としていて半光沢を見せるクライミング系統です。
フロリバンダのつる性種であり、新芽が早く出る樹勢が強い種類であるので、長い期間美しい白い花を楽しめます。
一季咲きという咲き方する「つるアイスバーグ」の樹の高さは平均で5mにも成長する花です。
土に栄養が行き届いていればシュートして、そこに今年蕾を付ける生命力溢れる植物でもあります。
「アイスバーグ」と「つるアイスバーグ」の違い
「アイスバーグ」と「つるアイスバーグ」の違いを、分かりやすく解説します。
細い枝に慎ましく白い花を咲かせる「アイスバーグ」は、ほのかにティを漂わせます。
成長形態は木立性で、四季咲きで香りは微香です。
花経は7cmで樹高は1. 3m、樹形図が1c番の半横張りといった点が「つるアイスバーグ」とは違います。
1958年にドイツで花を咲かせた「アイスバーグ」は別名シュネーヴィッチェンという花です。
もう一方の「つるアイスバーグ」はつる性で、花経は8cm、樹高は5mになります。
英国では1968年には花を咲かせ、微量に独特な香りを放つ白い花を咲かせる種です。
一季咲きのこの花は、家の壁にびっしり横に広がるように大量の葉と、つる状に枝が左右上下に伸びます。
また、夜の気温が15度以上であれば安定して立派な花を咲かせるわけです。
まとめ
同じ「アイスバーグ」という言葉が入った花を2種類ご紹介しましたが、花の大きさや樹高、誕生した国に違いがあります。
専門業者のサイトや画像で比較してみるのもいいでしょう。