「見積もりをお願いします」という言い回しについての解説です。
「見積もりをお願いします」とは?意味
「見積もりをお願いします」は、対象となる企業や人物に対して、大方のお勘定をお願いするという意味です。
見積もりには、仮見積もりと本見積もりがあり、そのうえで、絶対にこの金額を支払うようにという請求書というものがありまして、あくまで「見積もりをお願いします」は、仮見積もりか、本見積もりのいずれかで、請求書の提出を求めることではありません。
「見積もりをお願いします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「見積もりをお願いします」は、あくまで仮の段階でこのような金額になりますという大方の勘定をお願いする際に使用します。
なので、注意すべく点は、このワードは請求書を提出してもらうこととは別で、あくまで、お仕事だったり商品を購入してもらうとこの金額になりますという大方の勘定を指すだけなので、請求書が来てから値段が異なっていても致し方がないという考えを持つことが必要です。
ちなみに、なぜ、見積もりと、請求書で金額が異なるかですが、見積もりはとんとん拍子に材料費とか人件費が消費されて対象が望むものができたという場合において請求書もその金額になるというだけで、実際にとんとん拍子で材料と人件費が消費されるわけではないということです。
「見積もりをお願いします」を使った例文
・『新規事業の工場建設の件の見積もりをお願いします』
「見積もりをお願いします」の返答や返信例
「見積もりをお願いします」の返事は、サービスや商品を納める側が返事をして、「この金額になります」という具合に返事をします。
なお、見積もりを断るというのも一つの返事で、例をあげれば、「今、他にもお仕事を引き受けていまして、人手が足らず、サービスを提供できません」と言えば、相手のお仕事をしてもらう際にどのくらいの金額がかかるかという見積もりを取る行為自体を破棄できます。
まとめ
「見積もりをお願いします」という言い回しは、ビジネスのテンプレートで、要は、請求書ではなく、仮見積もりをお願いしたいという意味です。
なので、敬語なのかと言われると、そうでもあり、そうでもなく、単に事実として、相手に失礼の無いよう見積書を作成してほしいと願うというだけだという解釈でよいでしょう。
なので、このワードは、あくまで見積もりになり、請求書とは別になるので、請求書が来てから金額が異なっているじゃあないかとなっても、これは仕方がないことになります。
なぜなら、見積もりは、あくまでとんとん拍子に物事が進めば、その金額が請求書になるというだけで、絶対にとんとん拍子に進むかは保証していません。
これを保障した場合、訴訟合戦になりますので、企業は企業同士でのお仕事を引き受けなくなり、外注という産業が成り立たなくなるのです。
だから、見積もりはあくまで仮で、請求書とは分けて考えるのです。