この記事では、「懐柔」と「篭絡」の違いを分かりやすく説明していきます。
「懐柔」とは?
「懐柔」は、相手側をこちらの味方に引き込んで思い通りに動かすことです。
なお、味方に引き込んで思いのままに動かす方法については権力を振りかざしたり、純粋にお金などを相手側に支払い従ってもらうことを意味します。
「篭絡」とは?
「篭絡」は、話術の他相手側の真理に付け込んでこちら側の思い通りにすることです。
つまり、「懐柔」が力づくで味方に引き込むことであれば、「篭絡」は、心理で相手側にこちらについた方が得だ、もしくはどう考えてもお前たちは負けるや損をするという形で味方に引き入れ思い通りにするのが「篭絡」です。
「懐柔」と「篭絡」の違い
「懐柔」と「篭絡」の違いは、相手に対して味方に引き入れる際の方法が異なります。
「界隈」は武力や力づくで相手を従わせることで、お金も実は権力や武力の一つであるが故、お金を払って従ってもらうことでもあるのです。
逆に、「篭絡」は、相手側の真理に付け込んで武力や力づくのように実力行使に打って出ることなくあ家を従えさせます。
よって違いは、味方に引き込む際の方法です。
「懐柔」の例文
・『お金を積んでも懐柔には至らない』
この例は、お金で味方になるよう促したが無駄だった、例です。
逆を返せば、この方法はお金がすべてであると考えている人物においては、味方になるでしょうが、味方に引き込む側のお金が無くなればおそらく、相手は寝返るでしょう。
「篭絡」の例文
・『相手の策によりいともたやすく、わが城内は篭絡した』
この例は、相手の策で、自分のお城のコントロール権を奪われたという例です。
例えば、お城の城門を解除されてしまうと、簡単に侵入者が内部に入ることができ、侵入者側が簡単にお城をコントロールすることができるが故この例は、お城の防犯設備を相手側がコントロールしている状況にあるのです。
まとめ
「懐柔」については、力づくだということが強調されているが故、武力で解決する野蛮な行為だと思われるでしょうが、実はお金を支払い、相手側をコントロールすることも「懐柔」でこれは政治家の方々が昔から行っている一つの方法に当たります。
「篭絡」については、恐らくテレビゲームなどで聞いたことがあると思いますが、相手側のコントロール権を奪うことで有利に物事を進ませることで、戦略ゲームにおいては防犯設備を味方に付けるとすれば分かりやすいでしょう。
戦略ゲームにおいて防犯設備側が相手側のコントロール下にある場合、自分が整備した防犯設備が自分たちの軍隊を攻撃しますのでこれはかなり戦略においては有利な戦いができます。
無論、やられたらやり返されることを考えれば、相手も同じように防犯設備のコントロールを奪うことも考えられ、「篭絡」は頭脳戦と秘密裏に行動してコントロールを奪うという用意周到さが必要であると言えます。