この記事では、「骨董品」と「古美術」の違いを分かりやすく説明していきます。
「骨董品」とは?
「骨董品」とは、古美術品、希少価値のある古い道具、アンティークなどを表す言葉です。
またそのような品を扱っているお店を「骨董屋」と言います。
また、古いだけが取り柄で、役に立たない人や物を例えて言う場合もありますが、それはいい意味とは言えませんので自虐的に言う分には問題ありませんが、人に面と向かっては通常言いません。
「そんな骨董品に何の価値があるの、単なるガラクタでしょう」「骨董品なので、大事に扱ってください」「父は骨董品を集めることに凝っていた」などと、使います。
「古美術」とは?
「古美術」とは、古い絵画、書、彫刻、食器類、家具といった美術品を総称する言葉です。
「骨董」と同義語なのですが、美的観賞という意味から、戦後はこのような言い方をするようになりました。
「私は古美術に興味があるし少しずつ集めている」「祖母の古美術コレクション」「古美術は興味がない人からすればただの古ぼけた品物に過ぎない」などと、使います。
「骨董品」と「古美術」の違い!
「骨董品」と「古美術」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は古い絵画、陶磁器、家具、調度品といった意味で同義語となります。
もともとは「骨董品」と言われていましたが、戦後は「古美術」という言い方をするようになったと、されています。
「骨董品」という言葉には別の意味合いもあります。
それは「古いだけが取り柄で役に立たない人や物」という例えです。
年配の人が謙遜をして「私のような骨董品…」という言い回しをするのは問題ありません。
ですが、若い人が年配の人に対して「あの骨董品」という言い方をするのは、「老いぼれ」「役立たず」などと同じ意味合いで暴言となりますので面と向かって言うことは通常はありません。
もしも、そのような言い方をする場面があるとすれば、関係性が悪い、喧嘩といったことが考えられます。
まとめますと「骨董品」と「古美術」は同義語ですが、「骨董品」は悪口的な意味も持っているということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「骨董品」と「古美術」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を理解して、正しく使ってください。