「予防」と「防止」の違いとは?分かりやすく解釈

「予防」と「防止」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「予防」「防止」の違いを分かりやすく説明していきます。

「予防」とは?

「予防」とは、前もって防ぐという意味で使う言葉です。

「風邪の予防にはうがい、手洗いが大切だ」のように用いると、それらによって前もって防ぐことができる(確実とは限りませんが)と言っていることになります。

インフルエンザの「予防接種」も、インフルエンザにかからないように、前もっての防御対策の為のものです。

この「予防」がうまくできるかどうかで、その後に大きく関わることが少なくありません。

「防止」とは?

「防止」は、せき止めることの表現になります。

「これ以上感染が広がらないような防止対策が求められる」といったように使われる言葉で、この場合、そこで感染を食い止めなくてはいけないことの表現になります。

「転落防止用の柵」とあれば、そこから落ちてしまうことがないように取り付けられている柵となり、「盗難防止の為のカメラが取り付けられている」場合は、盗難が行われないように、そのカメラによって常に様子が監視されていると考えていいでしょう。

「予防」と「防止」の違い

「予防」「防止」の違いを、分かりやすく解説します。

「予防」は、前もっての対策という解釈になる言葉で、「防止」の方は、この先に起こらないように、それより深刻なことにならないようにといった意味で使われる言葉です。

共に、事態や被害に対する対策として使われる言葉ですが、ある程度先を想定して行っておくことが「予防」で、起こるかも知れないという対策として、もしくは起こった(初期段階)後に行われるのが「防止」だという違いがあります。

まとめ

「予防」「防止」は、このような言葉です。

このような意味なので、少しタイミングが異なれば使う方が変わると考えていいでしょう。

例えば、「風邪の予防」から、ひいてしまった後には「人にうつしてしまうことを防止する」という具合です。

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