この記事では、「炭」と「灰」の違いを分かりやすく説明していきます。
「炭」とは?
「炭」とは、木材を蒸し焼きにして作ったもので、黒い色をした燃料のことを言います。
また物が焼けて黒く残ったもののことでもあります。
例えばパンを焦がして真っ黒な物体にしてしまった時は「パンを炭にしてしまった」などと言います。
このような場合は燃料の「炭」という意味ではないことを理解しましょう。
また「炭」とは冬の季語でもあります。
「灰」とは?
「灰」とは物が燃え尽きて、後に残る粉末のことを言います。
「炭」も燃やせば最終的には「灰」になります。
「灰」は燃えカスですが、何か使い道があるのかと言えば、これ以上燃えることはないということから、断熱材として使います。
例えば線香の下にあるのは「灰」ですし、今ではあまり見かけることはありませんが火鉢の下に敷くのも「灰」なのです。
また「灰にする」「灰になる」といった言い回しをしますが、これらの意味は焼いて灰にする、火葬にする(される)、焼けてすっかりなくなってしまう、築き上げたものを失うといった意味合いになります。
「炭」と「灰」の違い!
「炭」と「灰」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はまったく違う意味を持っていますので、混同しないように気をつけておきましょう。
「炭」とは、木材を蒸し焼きにして作る燃料のことです。
木材ではなく竹を焼いて作った場合は「竹炭」と区別して言います。
「竹炭」は防臭、防湿の効果があるとされています。
「炭」の見た目は黒い色をしていると覚えておきましょう。
一方の「灰」ですがこれは物体が燃えて、その後に残る粉末のことを言います。
「灰」は燃えた後なのですから、これ以上燃えることはありません。
ですから断熱材として活用されています。
色は「灰」ですので「灰色」「グレー」です。
まとめますと「炭は燃料」「灰は燃え尽きた後に残る粉末」です。
「炭」は燃えた後に「灰」になると覚えておきますと、違いが簡単に理解できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「炭」と「灰」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
この二つの言葉はまったく違う意味を持っていますので、それぞれの意味を正しく覚えておくようにしましょう。