この記事では、「other」と「another」の違いを分かりやすく説明していきます。
「other」とは?
他の、他の人、他のものという意味があり、the otherであれば他のひとつという意味になり、the othersでは他全てという意味になります。
ライブなどで出演者未定のスペースにotherと書くケースも稀にあります。
言葉としては英語の授業で習っている段階で、商品の名称、マンガなどに登場する固有名称としてotherが使われるケースはほとんどなく、他人という意味合いがあるのも使いにくい要因と言えるでしょう。
Other Storiesというファションブランドが珍しい利用例と言えます。
こちらは様々な物語と言った意味合いになっています。
other serviceという言葉でその他様々な業務を行うという紹介をしている派遣業務系のサイトもあります。
「another」とは?
別の、もう一つの、もうひとりのなどと言った意味があり、もう一つのというものではベースとなるものが存在しているということになります。
違ったもの、新手のものと言った意味、食べ物飲み物のおかわりという意味、似たようなものと言う意味もあります。
アナザーというカタカナでも日本では作品タイトルなどで広く流通している言葉であり、別世界と言った意味合いのanother worldという言葉も作品タイトルでいくつか使われています。
テレビゲームの本編を一定以上遊んだ後のモードとしてアナザーモードという遊び方が用意されているものもあり、キャラクターを変えて楽しんだり、本編より難しい敵と戦うことが出来るものがあります。
本物に対して別の、もうひとつのというドラマ性のある要素が生かされヒーロー番組などアナザーのキャラクターという概念もいくつかあります。
「other」と「another」の違い
「other」と「another」の違いを、分かりやすく解説します。
otherは他の、他人のと言った意味、anotherはもうひとつの、新手のなどと言った意味があり、日本ではanotherのほうがカタカナ英語と言えるレベルまで広く使われています。
架空作品の中のさらに別世界のアナザーワールド的な概念などもそれにあたります。
別の選択肢と言ったニュアンスで店の名前に使われることもあります。
otherは他のという意味合いが強いため店の名前で使われるケースは少なく、様々な物語と言った意味合いを持つOther Storiesのような使い方が目立つ商標としての使い方と言えます。
まとめ
otherとanotherは意味自体は親しいものがあるのですが、anotherの方がドラマ性がある言葉と言えます。
逆に言えばotherの方は日常的に使える言葉でもあるのですが、その用途が他人、他などの意味であるため、あまり幅広いケースでの使用ができないとも言えます。