「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の言葉の違いとは?使い方や例文など分かりやすく解釈

「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の言葉の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お久しぶりです」とは?

「お久しぶりです」「おひさしぶりです」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「以前に相手と会ってから日にちが経って再度相手と会った時の挨拶」という意味で、随分前に会ったきりの相手と再び会った時に、相手の顔を見てから言う挨拶の言葉です。

2つ目は「しばらくぶりに相手と連絡を取ること」という意味で、以前会ってから日にちが経っている相手へ電話やメールなどで連絡を取る時に、直接会ってなくても伝える挨拶の言葉です。

上記に共通するのは「前に会ってから長い時間が経過している」という意味です。

「お久しぶりです」の使い方

「お久しぶりです」「お+ひさしぶり+です」で成り立っています。

「お」は尊敬の意味の接頭辞、「久しぶり」「前にそんことを経験してから長い日数が経って再び同じ状態になること」という意味、「です」は丁寧語です。

基本的に、長く会っていない目上の人や、同僚、友人などに幅広く使える言葉で、更に丁寧に表現する時には「お久しぶりでございます」「お久しゅうございます」になります。

「ご無沙汰しております」とは?

「ご無沙汰しております」「ごぶさたしております」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「前に相手を訪問してから長い時間が経っているこ時の挨拶」という意味で、長い間相手を訪問していない時に相手に伝える挨拶の言葉です。

2つ目は「しかるべき挨拶や報告をしていないことを詫びる時の挨拶」という意味で、長い間連絡や挨拶をせずに申し訳ありませんという意味を含んだ挨拶の言葉です。

上記に共通するのは「長い間相手に挨拶していない」という意味です。

「ご無沙汰しております」の使い方

「ご無沙汰しております」「ご+無沙汰+し+て+おります」で成り立っています。

「ご」は尊敬の意味の接頭辞、「無沙汰」「長い間訪問や音信をしないこと」という意味、「し」は動詞「する」の連用形で、「て」は継続を表す接続助詞、「おります」は動詞「いる」の謙譲語「おる」に、丁寧語「ます」が付いた言葉です。

「ご無沙汰しております」は、謙譲語と丁寧語が付いていますので、相手を敬い、長い間挨拶や連絡をしていなかったことを詫びるニュアンスが含まれているのです。

一般的に、2~3か月以上時間が空いた時に使われる言葉です。

「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の違い

「お久しぶりです」「以前に相手と会ってから日にちが経って再度相手と会った時の挨拶」という意味です。

「ご無沙汰しております」「長い間挨拶や連絡をしていなかったことを詫びる時の挨拶」という意味です。

「お久しぶりです」の例文

・『お久しぶりです、お元気ですか』
・『お久しぶりです、その後いかがお過ごしですか?』
・『お久しぶりです、私○○ですが覚えていらっしゃいますか?』
・『お久しぶりです、その節は大変おせわになりました』

「ご無沙汰しております」の例文

・『久しくご無沙汰しております』
・『大変長い間ご無沙汰しております』
・『長らくご無沙汰しております』
・『すっかりご無沙汰しております』

まとめ

今回は「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」について紹介しました。

「お久しぶりです」「長い間経って再会する時の挨拶」「ご無沙汰しております」「長い間相手に挨拶していないことを詫びる時の挨拶」と覚えておきましょう。

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