この記事では、「好奇心」と「興味」の違いを分かりやすく説明していきます。
「好奇心」とは?
好奇心とは、こうきしんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、珍しい事や未知の事に関して強く心が惹かれるといった意味の好奇の漢字に、こころや精神的な働きといった意味がある心の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ好奇心は、珍しい事とか未知の事に強く惹かれてしまう心を表すのです。
「好奇心」の使い方
好奇心は、自らが知らない事や珍しい事に対して強く惹かれる心を表現する言葉として使われています。
基本的に知らないからこそもっと知りたい、という思いも含まれていたりするのです。
なので、好奇心が強いや、好奇心をくすぐられる、といった表現を良く見掛ける事が出来ます。
「興味」とは?
興味とは、きょうみという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、面白味やおこる感情といった意味を持っている興の文字に、趣きや含まれる内容、あじといった意味を有する味の文字を合体させる事で誕生した言葉です。
以上の事から興味は、その物事が感じさせる面白味や、ある対象に対してわく特別な関心といった意味を示します。
「興味」の使い方
興味とは、とある対象に心が惹かれてしまう、という意味に用いられる事が多い言葉です。
対象に対して関心があるからこそ、もっと知りたいとかやってみたい、という気持ちが生じて実際に心が高鳴ってしまう様子をこの興味という言葉を使って示します。
具体的には、興味がある、興味がわく、興味を持つといった形式で使用されるのを良く見掛ける事が可能です。
「好奇心」と「興味」の違い
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好奇心と興味は、漢字表記を並べて見比べても、共通する漢字はないだけでなく、文字数からも違う事に気付く事が出来ます。
所が共に関心とか心の在り方に関連した意味を所有する言葉であるため、使い分けを意識すると迷ってしまう恐れがあるのです。
ただし好奇心は、知らない事や面白いと思える事に対して、もっと知りたいという思いを表す言葉となっています。
一方の興味は、ある対象を面白いと思う事で気に掛ける様になる事を示す言葉です。
「好奇心」の例文
・『研究者として成功するには、子供の頃の様な強い好奇心を持ち続ける事が大事です』
「興味」の例文
・『彼は最近、絵画に興味を持ち始めました』
まとめ
2つの言葉は、使用されている漢字も文字数も全然違う言葉同士となっています。
そのためぱっと見は共通点を見出す事は出来ませんが、どちらも心の在り方に関連した意味を持っているので、混同してしまう要素はあるのです。
もっとも使用されている文字の違いから、表す意味合い自体に相違点を発見する事が出来ます。
ちなみに好奇心は、未知や物珍しい事に対してより知りたいと思う心を表現する言葉です。
対する興味は、特定の対象に対して面白味を感じる事で気に掛ける様になる、という意味を示します。