この記事では、“wait”と“await”の違いを分かりやすく説明していきます。
「wait」とは?
“wait”には、主に4つの意味があります。
1つめは、待つ、待ち受けるです。
レストランに行ったけれど満席だったとき、席が空くまでしばらく時間を過ごす必要があります。
有名なゲームなどが販売されると、それを購入するために店が開く前から店の前に長い列ができます。
これは、商品を買うために店が開くまでの時間を過ごすためです。
こういったことが「待つ」です。
商品を購入するために待っているとき、この商品を手に入れたらどんなに素晴らしいだろうなど、期待の気持ちを抱いています。
そのことから、“wait”には期待して待つという意味も含まれています。
2つめの意味は給仕するです。
食卓の近くにいて、食事の世話をすることです。
肉を切り分ける、食器を運ぶなどしてくれます。
これは、世話をするために待っているということもできます。
3つめの意味は、物や事が人の手元にあるのです。
用意ができているといった意味になります。
4つめの意味は急を要しないです。
急を必要としない、つまり待っていてもよい、待たせておいてもよいという意味になります。
「wait」の使い方
待つことについて使用をします。
何かのためにしばらく時間を過ごす、放っておく、期待して待つなどの意味合いがあります。
列に並んで待つ、話をしようと待つなど、さまざまなことに使用可能です。
また、何を待っているの?という表現は、ぐずぐずしないでといった意味になります。
「await」とは?
人が何かを待つ、待ち受ける、事が人を待ち受けるという意味があります。
1週間後に映画が公開されます。
その映画を楽しみにしてた人は、映画が公開される日を今か今かと楽しみにしながら時間を過ごすことでしょう。
これは、人が映画の公開を待っているということができます。
シリーズものの漫画が来月に発売されます。
このシリーズの漫画が好きな人は、漫画が発売される日を楽しみにして過ごすことでしょう。
これは、人が漫画の発売を待っているということができます。
こういった人が何かを待つことを意味する言葉です。
「await」の使い方
人や事が何かを待つことについて使用をします。
待たせることではなく、待つことです。
人が何かを待つ意味では、“await”の後に待っているものの名称がきます。
「wait」と「await」の違い
新刊を待つ、映画の公開を待つなどの意味での「待つ」は、どちらの言葉も同じことを指しています。
“wait”は給仕する、放っておく、待たせるなどの意味もありますが、この意味は“await”にはありません。
まとめ
待つことを意味する2つの言葉で似ている部分もあるのですが、“wait”の方が使用の幅が広く、まったく同じことを指している言葉ではありません。
そのため、使われる場面が異なります。