この記事では、“artist”と“singer”の違いを分かりやすく説明していきます。
「artist」とは?
“artist”には、3つの意味があります。
1つめは、芸術作品をつくり出す人です。
芸術とは、ある材料などを使用して美を追い求めたり、表現しようとしたりする活動のことです。
また、その作られるもののことを指しています。
芸術には、映画、絵画、詩、音楽、文学、オペラ、舞台などがあります。
これらは突然どこかから生まれたきたもの、地球がつくり出したものではなく、人間活動によって生み出されました。
こういった芸術作品をつくり出す人を指す言葉です。
2つめは、達人、名人です。
美術や工芸などの技術、歌舞伎や音曲などの芸能、学問などが、奥義に達した人のことを指しています。
将棋には名人戦というものがあります。
まず予選が行われ、予選で最後まで勝ち続けた人が名人と対戦をします。
予選で負けてしまった人と名人と呼ばれる人を比べると、将棋の腕前は名人の方がはるかに上でしょう。
名人は将棋の奥深いところにまで達した人だといえそうです。
このような領域に達した人のことを指す言葉です。
3つめの意味は、よくないことに熱中する人です。
「artist」の使い方
芸術作品をつくり出す人の意味で使われることが多いです。
映画、絵画、詩、文学、音楽などさまざまな芸術作品があり、どのような芸術作品であっても、それをつくり出す人のことを“artist”といいます。
芸術作品そのものではなく、それを作る人を指している言葉です。
「singer」とは?
“singer”には、3つの意味があります。
1つめは、歌う人です。
カラオケで歌う人のことではなく、歌をうたうことを職業にしている人のことを指しています。
歌といっても、オペラ、演歌、ジャズなどさまざまありますが、どのような種類でも、歌う人のことを“singer”ということができます。
2つめは、鳴き鳥です。
鳥の鳴き声は歌のように聞こえます。
鳥は人ではありませんが、歌っている人のようです。
3つめは、詩人、歌人です。
「singer」の使い方
歌をうたうことを職業にしている人のことを指して使用することが多いです。
さまざまなジャンルの歌がありますが、歌のジャンルを示したいときには、たとえばオペラ歌手だと“opera singer”のように、歌のジャンルを示す言葉を“singer”の前につけます。
「artist」と「singer」の違い
芸術活動にかかわりのある人を意味する言葉ですが、どのような芸術活動なのかという点に違いがあります。
“artist”は幅広い芸術活動を指しています。
音楽、映画、絵画など、さまざまな芸術活動があり、それらをつくり出す人のことです。
“singer”は芸術活動の中でも歌う人のことを指しています。
まとめ
芸術活動をする人を指す言葉ですが、“artist”は幅広い芸術活動を指しているのに対し、“singer”は歌う人のことを指している点が違います。