「端的」と「簡潔」の違いとは?分かりやすく解釈

「端的」と「簡潔」の違いとは? 言葉の違い【2語】

「端的」「簡潔」は、同じ意味を持つ言葉なのか。

それとも異なった意味を持つ言葉なのか。

この記事では、「端的」「簡潔」の違いを分かりやすく説明していきます。

「端的」とは?

「端的」は、はっきりとしているといった意味があります。

また、まのあたりに起こるさまや立ちどころであるさま、手っ取り早く要点だけを捉えること。

といった意味もあります。

「端的」「端」には、正しい、きちんとしている、といった意味があり、正しく、きちんとし的を突いている状態が「端的」となります。

言い換えれば、「クリア」「明白」「明瞭」「定か」「はっきりした」などと同じです。

「端的」の使い方

「端的に話す」「端的な効果」「端的な報告」などといった形で用います。

「簡潔」とは?

「簡潔」は、簡単に要領を得ていること、手短ではっきりしていること、といった意味もあります。

要点を捉え、大切な部分だけを短くわかりやすくしたことを「簡潔」と言います。

「簡潔」「簡」は、「簡単」「簡」です。

この漢字の通り、簡単にまとめているものに対し「簡潔」が用いられます。

言い換えれば、「手短」「短い」「明快」「容易」などと同じです。

「簡潔」の使い方

「簡潔に話す」「簡潔に言う」「簡潔に述べる」「簡潔にまとめる」「簡潔な説明」「簡潔な文章」などといった形で用います。

「端的」と「簡潔」の違い

「端的」「簡潔」は類語関係にあり、ほぼ、同じ意味を持つ言葉です。

そのうえで、「端的」は、手っ取り早くといった意味が強くあり、「簡潔」には、わかりやすくまとめるといった意味が強くあるといった違いがあります。

「端的」の例文

・『医師からの説明は端的でわかりやすかった』
・『私は人に端的に話すことが苦手です』
・『私は、常に端的に述べることを心掛けています』
・『あまりにも端的過ぎるのもどうかと思う』

「簡潔」の例文

・『レポートを簡潔にまとめ提出する』
・『時間がないため、簡潔に話す』
・『簡潔にまとめすぎると、結果的にわかりにくくなってしまう』
・『簡潔にまとめたいと思いながらも、どうしても長文になってしまった』

まとめ

ほぼ同じ意味を持つ言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがある2つの言葉となります。

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